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冷戦が終わった、と言われていから早いもんで今年のクリスマスがきたら30年が経過する。
今から30年前のクリスマスの日にソビエト連邦が終焉を迎えたのだ。

このソ連崩壊の少し前に湾岸戦争と天安門事件があった。
今になって思えば中東の中世的きな臭さと中国の覇権主義がその姿を見せ始めた兆候だった。
ソ連崩壊が一段落ついたら、9.11世界同時テロとアラブの春があった。
やがれサダムもカダフィも処刑された中東は力による均衡が崩れ始めた。
習近平や金正恩、プーチンは処刑されずに生き残り、金はともかくその影響力は次第に増している。
とりわけ中国はせっせと銭稼ぎの方法を切磋琢磨して人口の多さも手伝い日本を抜いて世界第二位の経済大国にのし上がった。

力によるバランスを失った中等と、銭を溜め込んだ中国がここにきて本性を剥き出しにし始めている。
独裁主義による世界統一だ。
中東はともかく中国はその本性を剥き出しにしてコロナ禍をきっかけに思惑実行に移り始めている。
まるで「鷹の爪団」を地で行っているような展開でやっていることは歴史教科書に出てくるような19世紀的帝国主義だがその中身は笑えないことが多いのは世界中の人が知っているところだ。

この中国や中東に見られる独裁主義に民主主義よりも優れている点があることが図らずもコロナ禍で判明。
人権抑圧、情報統制がパンデミックの制圧に有効であることが明らかになっている。
冷戦で勝利を収めた民主主義はパンデミックで独裁主義に敗れるのか。
その瀬戸際にきているというのが顕になっているのがミャンマーの情勢だ。

クーデターを犯した国軍の背景には中国が存在があることは明らかで、それに抵抗する国民側にはその他多くの国々が付いているが何もできないというのが現状である。
国軍がこのような行動に走ったのはこれが初めてではない。
しかしこれまでと違うのは国民のほとんどがこの10年間に民主主義を享受し、国が急速に発展し始めたことを肌で感じていたことが大きく異る。

なんでも今回は政府側にも国軍につかずに反旗を翻している者が多いという。
国鉄に至っては組織を上げて軍に抵抗しているということがSNSで伝わってくる。

冷戦時代の東西対立の象徴がベトナム戦争だったとすると、ミャンマーのクーデータによる民衆vs国軍の図式は、今世界にける民主主義と独裁主義の対立の象徴と言えるのかも知れない。
もしそうであるのなら世界は総出をあげて民衆を支える必要があることは明らか。

役人と民間人の飲み会で揉めている日本のできごとなど、いかにくだらないことか。
十分に考える必要がありそうだ。




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