<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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「新型コロナウィルス等対策措置法なんて、人権侵害に繋がりかねないので反対だ」
と言っていた人たちは最近、
「なぜもっと早く非常事態宣言を出さないんだ」
と言っていた。
この人達のことを昭和の時代には「アホ」と言った。

時代は平成になり令和になった。
平成時代の最も後悔するポイントは人権や自由の本当の意味を理解せず、例えば災害が発生したら自分は何もせずに国は金を出すことが「人権」だと思う人が生まれてきたことだ。
だから何かあったら、
「国が何もしてくれないのでできません」
と宣い、
「金を渡せ」
と究極の発言をするものも現れる。
まったくもって情けない。
それをテレビが煽るのが更に情けない。

ギリギリで作った法律では強制力を発揮することができないので、
「東京都民は電車に乗るな、通勤するな」
と言えないので、
「テレワーク等をお願いする」
と協力を仰ぐカタチになっている。
もし緊急事態宣言法ができた時に、法文に「国は....等を命じることができる」としていれば全く問題なく「電車に乗って通勤するな」と命令することができたのだが、どこかの誰かが、「人権侵害の可能性がある」からという理由で最低限の出来損ないの法律ができたわけだ。
もし人々が本当の意味での人権や自由を理解していれば、それを守るために自粛を守り、しない者を非難するに違いない。
しかし命令じゃないから守らないのは「自由」なのだ。

それを「安倍が遅い」とか「金をくれ」とか「命令がないと休めない」とかよく言えたものだ。
自由も人権も緊急事態下には制限される。
好き勝手言っている人達はその必要があることを親しい者の死を見ることによって知ることになるに違いない。


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