<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地





我が家では時々「生八ツ橋」がおやつの時間に登場する。
京都の定番お土産品である生八ツ橋。
最近はニッキ以外の味、たとえばチョコレートやイチゴなどもあるがそれらはゲテモノ。
私はニッキオンリー。
百歩譲って抹茶を許すかどうかというところだ。
で、大阪や京都では普通にスーパーマーケットで売られていて手軽に楽しめる和菓子の一つなのだが、どういうわけか個装になったものがなかった。
食べたいと思って買ってきてパッケージを開けたらすぐに食べきらなくてはならなかった。
なんせ生ものなので消費期限が限られている。

先日、東京へ出張しなければならないが「どうするどうする」という状況で新幹線に乗るべきか中止すべきかどうか迷いながら新大阪駅をウロウロしていると「おたべ」の広告を見つけた。

「おたべ再生 おたべは生まれ変わりました」

と改札外のコンコースの天井に大きな看板が吊られていた。

何が生まれ変わったのかというと、おたべは個装になったというのだ。
プラスチック包装資材を削減しなければならないこの時代に大胆な、と思ったが生八ツ橋の個装は確かに革命的な発想かもしれない。
これでパッケージを開けた瞬間から急いで食べる必要がなくなるわけで、保存もしやすくなるというものだ。

おすそ分けもやりやすくなる。

ということで、出張は迷っている間に客先の責任者と連絡が取れて、
「打ち合わせ、やめときましょう。午後からWEB会議形式で」
ということになったので即事務所である我が家にもどることになったのであった。

で帰宅してみるとカミさんが、
「おたべもろてん」
と、個装になったおたべが一箱。

お茶を入れてWEB会議に備える一時なのであった。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )