<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



出張から戻ってきて関西空港駅からJRに乗ると向かいわせの席に口紅を真っ赤に塗って必要以上にファンデーションで肌を白くしている若い女性が乗ってきた。

「外国人かな....」

関空から電車に乗ると乗客の大半が外国人ということも少なくない。
まさにインバウンドウンドの時代。
だからその一種異様な化粧も異国を感じさせるものがあったのだった。
やがて連れと思われる若い男の子がやってきたら、

「や、お疲れ様」

と日本語で話す。
なんと彼女は日本人なのであった。
関西空港で働いているのだろう、その話に耳を傾けていると旅行の話をしている。

「来週韓国に行くねん。一週間。」

みたいなことを言っているのだ。
未だ韓国旅行を趣味にしている女性がいるのは知っているが、その数まだまだ多いんだなと感心していた。

帰宅して同じく関西空港で働いているカミさんにこの話をしたところ、

「それ韓国で流行っているメールやで」

と教えてくれた。
ベースを白く、口紅は真っ赤か。

カオナシが口紅塗ったようなその表情が美しいとはとても思えないが、これも彼の国の文化なのか。
歌舞伎の女形もあんな辛子明太子みたいな紅はひかない。

ベースは美しいだろうけど、気の毒にと、若いうちはもっと美しいものを見る機会が必要なんだとつくづく考えたのであった。


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