<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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Pokemon GOという任天堂のスマホゲームの配信が開始されたのは一昨日。
そして昨日は配信開始後初の週末ということもあって街のあちこちではスマホを見ながら歩く人達の姿が普段の3倍以上に膨れ上がった。

私はゲームにほとんど興味がなく、娘にも子供の頃からビデオゲーム機は1台も与えたことがない。
私がゲームを買ったのは過去に1回だけ。
自分がアルバイトで勤めていた玩具店で初代ファミコンを興味本位で購入して3日間狂ったように遊んだだけだった。
なぜ4日目から遊ばなくなったかというと飽きてしまったからであった。
人がプログラムを組んだゲームをするよりもゲームプログラムは組めないにせよ、BASIC言語を使って自分でプログラムを作るほうがよっぽど創造性豊かで楽しいと思ったからであった。
当時私は大学1年生。
芸大に通う生意気盛りの若造なのであった。

そんなこんなで今日まで至っているのでPokemon GOには別の意味で興味があるもののゲームとして楽しみたいといとはちっとも思っていない。
それどころか昨日のようにPokemon GOに夢中になっている連中に迷惑を感じると、
「やめてくれ。場所を限定してくれ」
と思わず心のなかで叫んでしまうくらいなのだ。

まず、
「道路の真ん中を歩くな!」
と言いたい。
昼間、南海電車の駅の近くを走っていると耳にイヤホン、手元にスマホを持った20日過ぎの男が道の真中を歩いていた。
イヤホンをしているので自動車が後ろから来ていることにちっとも気づかない。
クラクションを小さく鳴らしても気づかないので、大きく鳴らしたら振り向いて私を睨んだ。
「お前、何睨んどんねん、ドつくぞ」
と心のなかで叫びそうになった。
場所はちょうど重要建築文化財のある地域で、多分ここに何かしろのキャラクターが現れるのであろう。

で、そこを離れて仁徳天皇陵の近くへ行くと、スマホを持った2人の子供がお父さんと思われるオヤジに連れられ炎天下を歩いていた。
誰に迷惑をかけるというものではないが、どうもしっくり来ない。
夏休みの過ごし方がそんなんでいいのか。
甚だ疑問になってしまった。

さらに夜。
塾帰りの娘を駅まで迎えに行くと歩く人の半分くらいがスマホを見つめたままウロウロしている。
ある者はスマホを見ながら自転車に乗っていた。
自動車の駐車も安心できない。
暗がりから酔っぱらいのグループがスマホを見ながら現れる。

ええかげんにせい!

海外ではゲームに夢中になっていたため崖から落ちてしんだ奴や交通事故で死んだ者が出てきているという。
日本でもバイクに乗りながらPokemon GOをやっていた奴が危険運転で逮捕されたという。

Pokemon GO。
使い方によっては街興しや過疎対策、平和運動などにも応用できそうだが、今のところPokemon GO AWAYというのが正直なところだ。

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