<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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いまどきの子どもたちには門限は設定されていないのだろうか?
何ヶ月か前の神奈川県川崎市や大阪寝屋川市の中学生殺人および失踪事件の報道を見るにつけ、つくづくそう思ってしまうのは私だけではないだろう。

うちの娘は今高校生。
従ってついこのあいだまでは中学生だったわけで、うちの場合は門限というよりも、クラブ活動が終わったらさっさと帰宅するというのがルールであり、塾への通いは別にして祭り以外の時に夜一人で外に出て行くことを許さなかった。
「過保護ちゃうの?」
という意見があるかも知れないが、女の子なのでそれくらい普通ではないかと思うのだ。
高校生になった今も塾が終わるとさっさと帰ってくるように指示しているが、塾が学校の近くにあり、自宅から遠いこともあって必ず電車の駅まで迎えに出ているという、これもまた「過保護ちゃうか」と言われそうな対応なのだ。
尤も娘の方も学校と塾でクタクタなので駅まで自動車や自転車で迎えに来てもらうのは助かるらしく、テストで悪い点を取った時以外はすこぶる機嫌がよろしい。

私は男なので中学生の時は門限はなかった。
なかったというよりも親もわざわざ門限を設定するようなことはなく、私自身、外で遊ぶよりも家で勉強をしたり深夜テレビを見るほうが好きだったので午後10:00にもなると大抵は自宅で14インチのテレビに向き合うか、MBSのヤンタンを聴きながら多少の勉強をしていたのだった。

事件に巻き込まれる中学生の特徴は、門限どころか子供が夜街をうろついていても親は気にしないのではないかと思えるような家庭で育っているのではないかと想像してしまうところだ。
親が飲食業など夜の仕事をしていたら仕方がないが、それでも子供が勝手に家から出て繁華街を彷徨いたり、公園で屯するのを黙認しているのは常軌を逸しているとしか言い様がないと、私の常識ではそう考えてしまう。

度重なる中学生が関係した犯罪の数々。
門限も死語の今の時代の暗黒面を象徴しているのかもわからない。

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