<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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ここのところ訃報が相次いで、寂しい限りだ。

ついこのあいだ、作家の小松左京が亡くなり、一昨日はマエタケこと前田武彦が亡くなった。
そして今日、歌手のジョー山中が亡くなったというニュースが報道され、子供の頃から中学、高校、大学と、慣れ親しんだ名前が次々に消えていき、気が付けば知らないタレントや俳優、歌手ばかりになってるのかも知れない。

ジョー山中は正直言って「人間の証明」のテーマ曲以外、何を歌っていたのか皆目知らないのだが、「人間の証明」の歌のインパクトが強烈なため、記憶に深く刻まれている歌手なのだ。

歌は、上手かった。

今活躍中の歌手で「歌唱力」というものが問われれば、「ホントにこの人がシンガーなの?」と疑ってしまう人が多い。
アイドルはもちろん論外。
ヒット曲は概ねどうでもいい歌い方で、奇を衒った者が多く、いわゆる「一発屋」になる傾向が顕著だ。

そういう意味ではジョー山中も一発屋の要素が無いこともないのだが、ディープなところでファンを掴んでいたことは、どうやら間違いないらしい。

ボクサー出身の歌手、とういうことで多くの武勇伝も伝えられるジョー山中だが、病との闘いには打ち勝つことはできなかった。

Mama,do you remember?

久しぶりに「人間の証明」のテーマ曲を聴きたくなったのであった。

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