![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/c2/453c97e5ccb67ec7b4600c70683e56cd.jpg)
(私)「これ、ひどいと思わないか?」
(妻)「ひどくない、私も問答無用で×にする」
(私)「合ってるよ。計算結果は変わらないし」
(妻)「順序が違う。かけられる数が前」
(私)「それ、誰が決めたの?」
(妻)「知らん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
(私)「子どもたちは九九マトリクスの対称性を理解しているのだから、自然数の積の可換は自明のこととして…」
(妻)「しつこいな、ダメなものはダメ、これ以上つべこべ言うと離婚するぞ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
(私)「…」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/c4/a87fd006bcdb94e77707c90125ad8f63.jpg)
なぜかけられる数を前に置かなければならないか理解できなかったのですが、啓林館の解説を読んでようやく解りました。
順序に拘る人たちの主張は、日本語の設問に沿って式を立てろ、ということです。
「8冊」を前に置くとおかしな日本語になります。例えばこんな具合です。
8冊だけ1冊x円のノートを買います。
意味は通じますが言葉のつながりが変です。
自然な日本語は、
1冊x円のノートを8冊買います。
です。それ以外の言い回しは不自然です。
かけられる数を前に置くのはそれだけの理由です。たぶん。
そうだとすると、文法の異なる言語なら逆になることもあるってことか。
あほらし
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
追記(2016/06/01)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/6d/1932c3a641fa151b457af441b62ebac3.jpg)
かける数とかけられる数は絵で覚えられるのだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/buta.gif)
もし私がいま小学2年生で、こんな教育をされたら、直ちに退学するな。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1273260777
>「正方形の一辺の長さ Xcm と、まわりの長さ Ycm の関係を式に表しなさい」
「Y=X × 4」だと減点3点!? 正解は「Y=4 × X」。
>そうだとすると、文法の異なる言語なら逆になることもあるってことか。
あほらし
残念ながらそのようです。
http://8254.teacup.com/kakezannojunjo/bbs/t78/l50
アメリカは逆なのですね。
3×4は「three times four 」になるのか。
面白いですね。
こういうのもあります。
http://8254.teacup.com/kakezannojunjo/bbs/t21/1861
画像の中にも書いてありますように、受験研究社は2年生むけでは掛算の順序を守れという方針です。
2年生に叩き込んだことを、教える側の大人は守っていないのです。
かけ算の最初に九九を学習します。2×1=2、2×2=4、…、2×9=18のように。
つまり、かけられる数(変化しない数)は常に前にあり、かける数(変化する数)は必ず後ろにきます。
こうすることで九九に意味(かける数が1増えるとかけれる数だけ増える)が与えられ、その継続としてかけられる数を常に前に置くようにした、かけ算に慣れたら「順序はもういいよ、好きなようにしてね」になった、
ってことでしょうか。
あれ?まてよ、九九マトリクスは対称で、かける順序を変えても答えは変わらないことを同時に学習するわけだから、順序にこだわる必要はないですね。やっぱりよくわかりません。
いずれにせよ、児童には「なぜかけられる数を前に置かなければならないか」を説明する必要があります。納得できる説明をしないで順序を逆にした児童の答案を×にしちゃいけませんね。
2×1=2、2×2=4、2×3=6のように行方向に計算するのは明治以前の寺小屋教育のころからそうなっているいわば日本の慣習であって、列方向に計算しても構いません。1×2=2、2×2=4、3×2=6、…、でOKです。
「九九の延長」はやっぱり理由になっていないですね。