平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

広島インパール作戦(2)

2021-02-13 08:51:35 | 新型コロナウイルス



広島市の感染者は10万人あたり2.5人であり、終息しつつある。
このようなときに大規模PCR検査を行うと大変なことになる。

PCR検査の精度を測る尺度に感度と特異度がある。
感度とは感染者が陽性判定される割合をいい、特異度とは非感染者が陰性判定される割合をいう。

新型コロナのPCR検査では、感度は70%、特異度は99%、と考えられている。
非感染者を誤って陽性と判定(偽陽性)する確率は高々1%だから問題ないと
判断しているのであればそれは大きな間違いだ。

8000人を対象にPCR検査を行うと、現在の感染状況であれば、PCR検査で見つけられる
感染者の数は0.7×8000×2.5/100000=0.14人になる。
この数値であれば、1人も見つからないか、もしくは、見つかるとしてもしてもせいぜい1人だ。
その程度なのだ。

一方、感染拡大状況であれ感染縮小状況であれ、感染状況に関係なくPCR検査数の1%は偽陽性なので、
偽陽性の数は0.01×8000=80人だ。

つまり、陽性者のうち、本物の感染者の割合は、1/(80+1)×100=1.2%だ。
8000人を対象にしたPCR検査で見つかる陽性者の98.8%は偽物(非感染者)なのだ。

県は試行だと言っているが、検査される方はたまったもんじゃないぞ。
陽性判定されると、ホテルに2週間監禁されるのだから。

 

追記  2021.02.13

陽性者炙り出し騒動が起きるぞ。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
広島県にメールを送りました (平ねぎ)
2021-02-15 09:53:50
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/ques/questionnaire.php?openid=2&check(県政提言メール)
広島市の感染者は10万人あたり2.5人(2/13公表)であり、終息しつつある。
このようなときに大規模PCR検査を行うと大変なことになる。

PCR検査の精度を測る尺度に感度と特異度がある。
感度とは感染者が陽性判定される割合をいい、
特異度とは非感染者が陰性判定される割合をいう。
新型コロナのPCR検査では、感度は70%、特異度は99%、と考えられている。
非感染者を誤って陽性と判定(偽陽性判定)する確率は高々1%だから問題ないと
考えているのであればそれは大きな間違いだ。

8000人を対象にPCR検査を行うと、現在の感染状況であれば、PCR検査で見つけられる
感染者の数は0.7×8000×2.5/100000=0.14人になる。
この数値であれば、1人も見つからないか、見つかるとしてもせいぜい1人だ。

一方、感染拡大状況であれ感染縮小状況であれ、
感染状況に関係なくPCR検査数の1%は偽陽性なので、
偽陽性の数は0.01×8000=80人だ。

つまり、陽性者のうち、本物の感染者の割合は、1/(80+1)×100=1.2%なのだ。
8000人を対象にしたPCR検査で見つかる陽性者の98.8%は偽物(非感染者)だ。

藪をつついて出てくる蛇は無毒の蛇ばかりで、マムシは一匹もいない。
こんな無益な検査は直ちに中止して貰いたい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。