歴史学者・磯田道史先生の講演を聞きに行った、その人気ぶりが理解できた
今朝起きて一番に、近所のセブンイレブンに行った。そう、AKB48の総選挙結果を報じたスポーツ紙を買うためだ。スポーツ報知は我が家で取っているので、その他の4紙を買った。昨日は巨人も阪神も勝っているためなのか、AKB48が一面トップは日刊スポーツのみだった。篠田麻里子も脱退するし、AKB48もそろそろなのだろうか、と思ったりもした。
ところで、もうずいぶんと以前となったが、6月2日に今人気の歴史学者・磯田道史先生の講演を聞きに行ったことを書いていなかったことを思いだした。フェイスブックに投稿したので、書いたものと思っていた。さて、当日の磯田先生の講演の演題は「記録資料は人命を救えるか -歴史に学ぶ地震と津波-」だ。主催は「県立記録資料館」。
この県立記録資料館は、私の同級生がある意味その仕事人生をかけて開設に取り組んだ施設だ。そして、遂に念願の「記録資料館」を建設し、館長としてその活動を支えた。彼の頑張りに心からの敬意を表する。
さて、当日の講師である磯田道史先生は、開会前に会場に現れ、「すぐに帰ってしまうので、存じ上げている方がいらっしゃっていたら失礼なので、ご挨拶に現れました。本当は出てきてはいけないのでしょうが・・・。」と語られながら、いろいろとご挨拶に回られていた。そのお人柄に深く感銘した。
さて、講演が始まると、岡山市で高校まで過ごした磯田先生(中学校は私と同じだった)は、まずは「文英石仏」の拓本取りにはまっていた小学生時代、そして古文書の魅力に取り憑かれた中学生から今日までと、いつもの優しい語り口で語られていった。
そして講演のテーマであり、まさに今にピッタリのテーマである地震・震災について、古文書などを読み解きながら語られた。まさに、ワクワクした。会場の県立美術館ホールの定員をはるかに超えた申し込みがあり、抽選に外れた人のために、県立図書館でライブ映像でも聞けるように配慮もされたそうだ。凄い人気で、それを裏付ける魅力たっぷりの講演会だった。
その講演の中で明らかにされたのだが、磯田先生は高校時代から県立図書館を頻繁に利用されていてそうだ。その際に当時勤務されていた、その講演会を主催された県記録資料館の館長さん(二代目)と出会いがと親交があったとのことだ。そのご縁の関係で、超ハードだが講演要請を断ることができなかったとも語られていた。
それにしても、半端ではない古文書などを読み解かれていて、それを優しく語っていただいた。お人柄も含めて、今ブームと呼べるくらいの人気の程が理解できた。参加して心から良かったと思える講演会だった。主催された方々にに心から感謝した。
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