国会解散、8月30日の衆議院選挙に向けて動き出した、今年の夏は熱い
昨日、衆議院が解散された。この時期が解散に相応しい時期なのかは不明だが、いよいよ8月30日の投開票に向けて、衆議院選挙が動き出した。
当時の小泉首相の下で、「郵政民営化」を掲げての「劇場型選挙」を展開して、自民党は300議席を獲得して圧勝した。その後の四年間で、100年に一度とも言われる「経済危機」もあり、国民生活は塗炭の苦しみの中にある。「派遣切り」の言葉に代表される、雇用が破壊され、職場と住む処を失った人たちが、私の周囲にも少なくない。
日本の「終身雇用、年功序列賃金」を大前提とした雇用の確立の大切さを、今私は痛感している。そしてまた、定年まで誠実に働き続けたら、貧しくとも安心して暮らせる社会保障が必要だと思う。定年退職した今、私も生活の健康の両方に先行き不安を感じつつ暮らしているのが現状だ。「安心して暮らせ、希望のもてる社会を」、今度の選挙を通じて実現して欲しいと願う。
それにしても、この解散に合わせてか、週刊誌各紙が「当落予想」を掲載している。週刊現代は、「自民78、民主332」とある。まさに前回選挙の自民党への地滑りは、今回は民主党に起こると予測している。
こうした「風」一つで、議席が激しく入れ替わるのは、何だかおかしいと思わざるを得ない。その原因が「小選挙制」あることは明白だ。そろそろ、中選挙区に戻しては如何だろうか。
今年の夏は暑い日々となりそうだが、熱い選挙も展開されることは必至だ。各党・候補者の主張をしっかりと聞かせてもらいながら、この国のあり方や、選挙制度について、考えてみようと思う。