第141回芥川賞・直木賞が発表された、北村薫はなんで今頃という感じ
今回の芥川賞は磯憲一郎著『終の住処(ついのすみか)』(雑誌「新潮」6月号掲載)、そして直木賞は北村薫著『鷺と雪』と決定した。
今回の候補作が発表された時点で、「誰が受賞するのだろうか?」といった格別の興味がなく、決定しても「ま、芥川受賞作が文藝春秋に掲載された時には、とりあえず読んでみよう」という感じだ。
そして、直木賞の北村薫は、6回目のノミネートでの受賞だそうだが、もう既に大家となっており、かつベストセラー作家であり、「何で今頃」という感じだ。
そうは言いつつも、芥川賞は「ある意味文壇への登竜門」といった感じがあり、選考の過程では「今さら芥川賞でもないだろう」と、受賞していない作家は少なくない。今をときめく村上春樹も、芥川賞は受賞していない。
ともあれ、最近は自堕落の日々を送っているので、芥川賞などの発表を機に、少しだけ本を読んでみようと考えたりもする。