「長時間過密労働とストレス」が原因の病に陥る人の多さ
とても我慢強く、かつ私などが見ると超ハードな仕事も淡々とこなす我が友人がいる。私のように、様々なことに一喜一憂しない。それは驚くほどだ。
その友人が食事をともにしている時に、「退職も視野に入れて検討が必要」等と語った。その時は、「あれ」という感じで聞いた。その友人は、現在就いている仕事が大好きで、かつ誇りに思ってることをよく知っていたので、「退職」という言葉に、驚きかつあれっと思ったことがある。
その友人は、近年とても痩せてきている、そんな感じがあり、会う度に「痩せたのでは?」と聞いたが、「体重計がない」とのことで、その話は終わってた。
ところが、その友人が後日病魔に冒されていることを知った。私が「退職も視野に」の言葉を聞いた時には、本人自身そのことを知らずにいたのだろうが、相当にしんどかったのだろう。日頃から、「シンドイ」などというセリフを聞くことがなく、全て自分自身の中で、処理する友人であり、ガマンしていたのであろう。
シンドサが「退職も視野に入れて」の言葉の背景にあったものと思われる。そしてその我慢強さが、病魔を進行させたと言えよう。「痩せた」としばしば感じた時、なんで受診を勧めなかったのだろうと忸怩たる思いだ。
我が友人の病気は、「長時間過密労働とストレス」が原因だと考えている。我が友人のように、病魔に冒されている人は少なくないと思う。今日、何とかしなければならない事態だ。
その友人とともに行く予定としていた、久々の維新派野外公演・びわ湖湖上の特設舞台での「呼吸機械」は、退院が少しずれ行けなくなった。自称「維新派追っかけ」の友人は、病院のベッド上で、行けないことを悔しく思っていることだろう。その友人の思いも胸に、そして一日も早い回復・復帰を願いながら、維新派の舞台を観に行こうと思う。