全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

カタカナを漢字にする努力

2005-10-09 07:29:54 | 全英連参加者 2005

 10月6日、NHKのニュースが、「国立国語研究所の外来語言い換え(提案)の中間発表」を取り上げていた。第4回提案とのこと。
 僕は過去の提案もダウンロードして、保存している。自分の仕事にどの程度関係あるかわからないけど、安易にカタカナ語を使うことは、英語教師として好ましくないと思っているので、この提案は注目している。今回の提案にも、学校関係の外来語の言い替え提案があるかなと思って、国語研のウェブサイトを調べてみた。
 第1回から第3回の言い替え提案の中には、学校が関係しそうなものとして、こんなのがあった。

 第1回
 アクションアクションプログラム→実行計画
 インターンシップ→就業体験
 インタラクティブ→双方向的
 メンタルヘルス→心の健康
 インターンシップなんて、あまりに身近な単語になっているので、考えもしなかった。でも、「就業体験」でばっちりである。

 第2回
 スクーリング→登校授業
 定時制・通信制高校などでは当たり前のように使っている。ただ、登校=授業と感じる人から見れば、登校授業は、「馬から落ちて落馬した」的に聞こえるかも知れない。

 第3回
 スキル→技能
 なんで、スキルなんて使ったんだろう。

 今回の提案では、トラウマを「心の傷」、アクセシビリティーを「利用しやすさ」等としている。後者は「情報機器、情報へのアクセシビリティー」などと使うこともあるので、確かに日本語にすべき言葉なのだと思う。

 そのほかひとつひとつを読んでいくと、なるほどなあと思うものが多い。やっぱり母語は大事だなんて、当たり前のことを再認識したりする。

 国立国語研究所ウェブサイトはこちらです。
 言い替え提案・中間発表は以下のとおりです。
 第1回
 第2回
 第3回
 第4回(中間発表)

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