全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

English-devide

2007-08-12 05:26:28 | 教師の研修 2007

文教大学正門 今年も例年通り文教大学言語教育文化研究所夏期講座に参加した。平成14年度からの参加なので、6年連続になる。

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 今年の講座もテーマが多様で、いろいろで考えさせられることが多かった。
 今年一番考えさせられたのは、このエントリのタイトルである、”English-devide”という言葉。数年前盛んに使われた、デジタルデバイドの英語学習版である。これは(ものすごく簡略化して言えば)、『英語を学習・修得していないと、将来の収入に関係する。』という考え方だ。僕はこの考え方は間違えていると思う。少なくとも短絡的であると思う。

 英語さえできれば、なんとかなるものではないことは、分かり切ったことだろう。しかし、英語教育を初めとして、教育に投資ができる家庭かどうかによって、それがこども世代の収入に関係する可能性があるのは、残念ながら事実だ。もちろん大学に進学していれば、自動的に高卒の人より高収入が保証されているわけではない。でも可能性の問題としては理解できる。英語ができればではなく、教育に投資できるできないで、devideができる可能性は否定できなそうだ。ただこれも、今始まったことではない。父母、祖父母世代は、上級学校にこどもを進学させることが可能かどうかの問題だった。現在では高校卒業生の過半数が大学に進学する状況である。昔も今も教育への投資と、こどもの将来の収入にそれなりの関連があることは事実だと思う。これからは進学させるだけではなく、受ける教育より一層問題になるということだろう。格差(固定)問題が英語教育のせいにされているようにも感じてしまうが、、、どうなんだろう。

 もちろん投資してもダメな場合もあるはずだが。。。

 うまく考えがまとまらないなあ。


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