tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

にわかセレブ

2012-06-28 23:09:37 | プチ放浪 都会編

 
 

この時勢、大企業といえども、重役クラスはエコノミーだ。また、2代目、3代目の若社長も、当然のことながらエコノミー席。だが、業界を代表する社長たちはビジネスクラス。税金を払うよりもマシと、すべてを経費で落とす日本の(大阪の?)セレブたちは、ぼくらの想像の域を超えたところにある。

例えば、大阪の社長婦人。パリの地下鉄が怖いそうで、すべて移動はタクシー。海外旅行は団体バスで移動するパックツアーが好きという。今回の旅行では、一度だけ地下鉄に乗ろうとがんばったらしい。
「走って逃げられるようにな、スニーカーこうたんよ。日本よりも1万円も高かったわ」
彼女の足元にはルイ・ビトンのまっ白なスニーカー。ちなみに購入金額は約8万円。
たかがスニーカーで8万円???・・・8万もあればサイパンにいってダイビングができる。。
・・・彼女はひどく恐がりで、地下鉄には高級腕時計を盗るため腕を切断する輩がいると信じている。
なので、ぼくの腕にはめているGショックを見て、
「それ、ええなあ」って、ため息をついている。彼女はどれだけ天然なんだろうか。身に着けている派手なブランド物は、大阪のおばちゃんまるだしだ。

大阪のおばちゃんにかぎらず、会社の社長婦人たちは、きちんと挨拶ができる。ちょっとしたことで喜んでもらえて、丁寧におじぎされる。彼女らを見ていて感じたのは、社交界に生きている中世の貴婦人のようだってこと。社交術で世の中をコントロールする術を持っている。

東京から参加した社長婦人とその令嬢。こちらのセレブは、いい意味で旅役者のようだ。いつもセット仕立ての様な髪型や、気品あるしぐさにの一つ一つに目を奪われてしまう。まるでお芝居を演じているような立ち居振る舞いだ。
・・・こちらのセレブはホテルの部屋がお気にめさなかったようだ。
ちなみにぼくの部屋はキングサイズのダブルベッド。部屋の真ん中に真四角のベッドがでんと据えてある。べっッドにはマクラが3つ。寝るのはぼく一人。水平方向ならどんな方角で寝ようと、どんなに寝返りをうとうが、ベッドからはみ出すことはない。
そして、クローゼットにはたくさんのハンガー。大量に下着を洗濯しても干すハンガーに困ることはない。なので、もてあますほどの広い部屋に喜んでいたのだが、同じクラスのツインの部屋の彼女は、部屋が狭くるしくてイヤとのこと。彼女たち親子は、視察が終わったその日から別行動でニースに遊びに行き、その日泊まるホテルはインターコンチネンタル ル グランドホテルパリ(オペラ座界隈)を予約。オペラハウスビューの部屋。プライス約6万円。
たかが1泊で6万円!!!・・・台湾にいって飲茶が食える。。

ニース、そして、セレブとくれば、「太陽がいっぱい」のような美しい若者が登場するのが決まりだが、この旅行記ではそれがない。
というか、セレブたちの「高い店じゃなきゃイヤよ」との要望で、高級レストランで打ち上げの食事会。・・・付き合わされるサラリーマンの身にはつらい。
その食事会。買い物を終えて集合したセレブたちの荷物置き場には、楽にベンツが買えるだろう総額の品が山積みになっていた。


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