tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

静寂な新幹線3

2012-06-03 21:28:00 | プチ放浪 都会編

 

1985(昭和60)年。それまで長く製造されてきた0系に代わり、車両性能と設備の向上、省エネルギー等の向上を狙い100系新幹線が登場した。
当時は高速走行に主体が置かれていた。このため、高速運転にともなって生じるトンネルの爆音(トンネル微気圧波)が激しく、新幹線の窓が割れる事故が多発していたようだ。
車内も騒音がひどく、今の車内のようにパソコンでお仕事するというような環境ではなかった。それに輪をかけて、新幹線パーサー・アテンダントたちの声や車内アナウンスが、車内の騒音に負けじと大声で響き渡っていた。外国の鉄道ではこうしたアナウンスは一切なく、静けさを取るか利便性を取るか意見が分かれるところでもある。
いずれ、当時の新幹線は長時間にわたり騒音を聞かされ続ける試練の場でもあったのだ。

そうした車内の騒音環境が改善され出したのは、1997(平成9)年の500系のぞみからだろう。
現在の新幹線の車内は、ワゴン・サービスの台車も改善され、ほとんど音もなく通りすぎていく。車内は静かな環境を利用してパソコンで仕事をするビジネスマンが多く、売り子さんたちの売り声も遠慮がちでほとんど聞こえることがなくなった。まさに、新幹線の車内は動くオフィスへと様変わりしたのだ。
・・・静かな車内に響くノートパソコンのキーボードをひたすら打つ無数の音。
なるほど、今やモバイルパソコンのスペックは、まさに小型軽量、高性能であり、無線による各種通信手段も整備されている。したがって、新幹線での移動時間を無為に過ごすビジネスマンは、もはや負け組と言わざるを得ない。

・・・というような文章を、ぼくはいま静寂な動くオフィスの中で、アイフォンのメモに打ち込んでいるとか書いてみる。もはや完全なる負け組だ。というようなオチを3日もかけてブログに書いているぼくは、Facebookなどパーソナルブランディング時代の完全なオチこぼれ。
第一、5行以上の文章はだれも読まないって。


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