tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

静寂な新幹線2

2012-06-02 22:29:15 | プチ放浪 都会編

 

新幹線のレールは、継ぎ目の数を減らしたロングレールを使用。継ぎ目を減らすことで安定走行、騒音の低減、乗り心地の改善を図っている。端部(可動区間)は、温度変化により定尺レールよりも大きく伸縮するため、通常の継ぎ目ではなくクサビ形に切ったレールを接触させる伸縮継目が用いられている。
ロングレールは、25mレールを8本つないで200mレールを作っておいて、それを交換場所まで運搬車両で運び、そこで、また溶接でつなげて、もっと長いレールにする。新幹線では1500mが標準で、青函トンネルだけは約50000mにも及ぶという(温度変化が少ないため)。

鉄道における鉄車輪、鉄レールの使用は、接地抵抗が小さいという長所の裏腹で、滑りやすいという宿命がある。そこで、新幹線では車輪・レール粘着力を増すために、増粘着研磨子と呼ぶ砥石を車輪の表面押し付け、表面に微小な粗さの突起を作る方法が採用されている。
一方、新幹線の騒音は、車輪・レールの振動から発生する転動音、空気流との相互作用によって発生する車両空力音などが主だ。転動音は、車両・レール面上にある凹凸に起因する加振動によって車輪・レールが振動して発生する。
つまり、加速のためには車輪の表面粗さが必要なのだが、その一方で、車輪の凹凸は騒音に結びつく。このため、車輪・レールの表面を平滑に研磨する対策が取られている。

こうした技術改良で、新幹線の走行中の騒音は激減。今では動くオフィスへと様変わりしている。


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