![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/66/c9664d6129f1c80998450ce87c3089dd.jpg)
京都の町家。一文字瓦、虫籠窓や格子戸がしっとりとした京都の町並みを形作る。
ウナギの寝床のような奥行きの深い町屋家屋の中に入れば、生き生きとした京の生活が垣間見える。
京の西陣(大宮通)をぶらついていて、たまたま見つけた町屋。手書き友禅染の絵付け工房として町屋を旅行者の見学に解放していた。
京友禅作家 南進一郎氏のアトリエ・兼 遊墨漫画家 南久美子氏のギャラリーだ。
格子戸をくぐると、土間が奥のほうへ向かって伸び、それに沿うように部屋が並んでいる。職人の仕事場や商売のための「見世の間」だ。「中の間」から奥には、かつて「台所」として使われていたスペースがある。吹き抜けになった天井は「火袋」と呼ばれる美しい梁があらわになっている。
見世の間に上がらせてもらって奥の坪庭を拝見する。庭から吹き抜ける風が涼しく気持ちがいい。
「夏はダメですよ。暑くて」
ちょうど、遊びに来た庭師さんと談笑しながら、南進一郎氏が言う。
人柄は顔に出る。また、幸せは目尻のシワにできる。心の緊張は声に宿り、嘘は目に映る。自信はその人の姿勢を正し、歩く姿は生き方を暗示する。個性は髪型や服装に宿り、職は手に表れる。
人は仕事をしている姿が一番美しい。
淡い朱鷺色の絹織物の上に染められる友禅模様。庭から差し込む光の加減で、描かれていく模様がまるで生き物のように動き出して見えた。
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