長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

近くに素敵なカフェができた。

2013-04-18 08:53:51 | Weblog
今朝は気持ちがいいので、キラキラ商店街を散歩していたら、
少し路地裏に素敵なカフェができていた。「muumuu coffee」
やはり長屋を改装したカフェで、サテライトキッチンというスコーン
などを担当する人とシェアーしている。
「ちわっす」と中に入ると、ビカピカの一年生みたいに新鮮な
青年たちと女子がいた。近くのシャアハウスに住み始めた若者
たちらしい。鳩の街にあるらしく、家の名前が「ぽっぽや」
と命名したらしい。

時代が逆流しているような錯覚を、覚えることが多い中、
確実に新しい時代を感じるのは、やはり元気な若者たちと
話をする時に感じる。

今日もこれから「卒啄珈琲塾」と午後は「無茶しぃの会」
みんなの「今」を感じあいながら珈琲やお茶をいただく。
こんな時間がもてる幸せ、というのは、お金にはかえがたい。
日々是好日。


新世界はジャズ・・?

2013-04-16 08:12:03 | Weblog
らじるらじるからドヴォルザークの「新世界」が聞こえている。
確かクラシックカフェだと思う。この曲を池袋時代に
駅前の芸術劇場?会館?で、宇宿さんの指揮で聴いたことを思い出した。
乃木将軍みたいに日本人っぽい気骨っぽい顔が印象的だった。
この曲は、ドヴォルザークがアメリカで作曲したもの。家族に不幸
があって、精神的においこまれ、ヨーロッパから渡米し、ジャズや黒人音楽
に影響をされた時にできた曲だと、宇宿さんの解説で知った。
「だから、新世界はジャズなんです」といった言葉を昨日のことのように
覚えている。宇宿さんも今は鬼籍に入ってしまった。三国さんも旅だった。

今日は「書をしよう会」

文人墨客たちが、月に一度やってきて、銘々の気になる字を書いて
いく。先日姫が誕生した戦車くんがくるなら、姫の名前を鼻の下を
ながくして書く日になるのかも・・?

明日明後日は定休日。
でも午前中が「卒啄珈琲塾」午後が「無茶しぃの会」
毎日が粒々皆辛苦に感謝する好日。
そんな毎日、一服のお茶をいただきながら、人う生の「今」や「居」
を五感で感謝する。そんな繰り返しの先に旅先があるのだろう、きっと。

週末は「染めもん展」。
池袋時代からやっている「天真庵が京都になる日々」




今日はタイムドメインの日

2013-04-15 07:25:20 | Weblog
昨日は「蕎麦打ち」&「なんとなく蕎麦を喰う会」をやった。
元気な女子たちが、4回目の蕎麦打ちをやった。「菊練り」「猫手」など、通常では
使わない所作もだいぶ身についてきた。びん棒を振り回し、清貧の精神でもって、粒々皆辛苦
の修行。へたなお寺の修行よりも実践的かも?
「なんとなく・・」では、筑前葛を使った蕎麦豆腐、自然薯と青菜のおひたしをそばとのりで
まいたもの、こごみの博多風、トマトのさらだ、きらず・・・を酒肴に、般若湯を少々、、おとい
しょうしょう飲みすぎた。昨日は「博多」の話で盛り上がった。
これから温度があがり、夏がきたら博多祇園祭り。博多はこれを見たらよくわかる。隣の
熊本は敬老の日の「ぼした祭り」を見たらよくわかる。

さて、これからTKG、卵かけごはん。え
昔から、お米には「七つの神様が宿る」といわれてきた。古来、たぶん縄文時代あたりから
そう信じて生きてきたんやろね。
最近はよくカレーをまかないに使う。その時のご飯には、縄文米、つまり黒米を入れたり、
お米の25倍の繊維質を含む「もち麦」を入れる。イルフィオレットのカレーも、もち麦入りごはん
にカレーの組み合わせ。これは天下無敵のカレーごはんだと思う。
18日から、押上猫子でもカレーが登場する。とても楽しみである。
「れんそうカレー」を連想する??

今日の夜は「タイムドメイン」
かっぽれのあいかたが、不思議なスピーカを担いでやってくる。
聴きたいCD、飲みたい酒、酒肴を持参する「持ち込みパーティースタイル」



火曜日が「書」
「天真庵」の看板の字を書いた貞本さんが颯爽とやってくる日。
その弟子で「喫茶去」を書いた女子もいい字を書く。押上文庫
の看板も彼女が書いた。

水曜日木曜日が「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」

週末は「染めもん展」
金曜日のオープニングは「投扇興」
雅な座敷遊びを楽しみませう。



京女の好きなもの いもねぎ いもぼう あぶり餅

2013-04-14 08:43:18 | Weblog
昨日、4月13日は「喫茶店の日」。今朝
の友達のメールで知る。1888年のその日、上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業した、とのこと。
京都で一番最初にできた喫茶店は、「わびすけ」
同志社大学の近くにあって、「いもねぎ」が有名だった。近くに住む「けいすけ」の家庭教師を
やっていたので、よくいもねぎを食べにいった。彼はその後ミュージシャンになって、ニューヨークで
活躍し、今はロンドンを拠点に活動をしている。先日メールがきて、「こんど天真庵でやったろか?」
とのこと。やんちゃなままロンドンにいって、昔ながらの京都弁をしゃべっている様子。一度30年前
に遊びに行ったことがある。サッチャー政権のころだった。食べ物がぱっとしないので、その後一度も
行っていないが・・

当時は「わびすけ」という名の由来がわからなかった。近所の銭湯でよくいっしょになるおっちゃんが
「こんどうちへ遊びにこいや」といわれ、「ままよ」と大徳寺の近くの家にいったら、たいそう有名な
お茶の先生だと「看板」で悟った。少しびびったけど、そのまま茶室にいって、お茶をごちそうになった。
その時に信楽の掛け花に白い可憐な花が咲いていた。ぶしつけに「おっちゃん、この花ええな」といったら、
「わびすけ、ゆうねん」とのこと。そんな若いころの初体験のおかげで、今でも信楽や備前の花器にわびすけ
を生けると、京都の風がふく。今週末は、京都から河野さんがきて「染めもん展」をやる。
ぼくの京都のおっちゃん、野村富造さんも天国にいって二年になる。時々彼が染めてくれた着物をきても、
京都の香りがする。

昨日は「インヨガ」だった。ほんとうに男子も女子もヨガの後は、すっきりした
素顔になって、
蕎麦と蕎麦湯を飲むと、健康美人になる。
「蕎麦屋の二階であいびき」というようなことが流行った時期があるが、今は「インヨガ」がいい。

今日は日曜なので、16時までの営業。それから「蕎麦打ち」&「なんとなく蕎麦を喰う会」
この日は女子限定。なんとなく蕎麦・・では、メニューにのってない、いやメニューにはのせたくない
蕎麦の料理などを楽しみながら、蕎麦・器・お茶・男と女の話などをしながら、わいわい楽しむ蕎麦会。
天真庵の二階での催しの中では、一番おもろい会。

28日(日)が男子限定。

月曜日は朝が「卵かけごはん」
夜が「タイムドメイン」

火曜日が「書」

水曜日木曜日が「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」

休みもないけど、営業とかあきないをしている、という感覚も皆目ない。日々是けったいな好日。


天国に貯金がたまる方法

2013-04-13 08:20:48 | Weblog
今朝、関西でまた大きな地震があった。
ラジオを小さな音でかけながら、蕎麦を打っていた。
音楽がいっこうにかからず、アナウンサーの声ばかり
が聞こえてきたので、ボリュウムもあげたら、地震。
あまり大きな被害がない様子なのでひと安心。

昨日の「ねんど」は、小学6年生になったみくちゃん、これから
6年後に押上小学校にいく予定の赤ん坊を宿した女子がきた
ので、栄養満点の菜の花のきらずと、とんさまから生まれるカレー
にもおからハンバーグをのせて、食べた。酒ではなく黒豆茶で乾杯。
ごはんには、お米の25倍の繊維質と血糖値をあげにくくする餅麦を入れる。

昨日の朝の朝日新聞に、知り合いの女性が大きく紹介された。
イルフィオレットという八広にある花屋さんの中根さん。彼女は
ぼくの主催するお茶の教室、「無茶しぃの会」にも熱心に勉強にこられている。
東北の被災地の学校に、毎年花をおくっている人だ。
「人知れず、いいことをやっていると、天国に貯金ができる」と昔はよく
いったみたいだ。「陰徳を積む」という。
今は政治家も経営者も先のことより、目先の利益に涎を垂らすような輩ばかりだが。

今日は「インヨガ」
ヨガというのは、あちらの世界と通じていて、体の中の宇宙と対話するようなものかも。
このヨガがはじまって、入ってくる人たちの「門」のはばが変わった。
大道無門、なにかをやりたいと思ったら、経験とか才能とか年とか男女とか
関係なく、門もいらない。「やりたい」と思ったところが入り口。

14日(日)が「蕎麦打ち」&「なんとなく蕎麦を喰う会」
この日は女子限定。
28日(日)が男子限定。

月曜日は朝が「卵かけごはん」
夜が「タイムドメイン」

火曜日が「書」

水曜日木曜日が「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」



喫茶去

2013-04-12 08:07:15 | Weblog
昨日、喫茶去、と書いた看板をお店のはじっこにかかげた。
匿名性のない下町。さっそく5分後に、近くのせんべいやさんのおばちゃん
が、「このキッサコ、誰が書いたの?」とこられた。右から書いて
あるのに「キッサコ」と読めるのがすごい。もっともここの娘さんは、
書家なので、こんなことで驚いていたら、この街には住めない?
喫茶去は、禅語で「まあ、一服どうぞ」というただそれでけの意味だが、生活の中で、
お茶を一服する、またはもてなしをする、という所作の中にいろいろ
奥深いこころずかいや、風雅や、味わいがある。珈琲やお茶を供するお店を「喫茶店」
としたのは、先人のすばらしい命名だと思う。

その後、焙煎をしていたら、Mくんが「渡したい本がある」ということで入ってきた。
まだ読んでいないが、「この人、午後のもてなし」という本で、表紙に蓮月焼きの急須、
茶碗がきれいに映っている。さっそく、二階で太田垣蓮月の急須で玉露を入れる。
お菓子は、山田屋まんじゅう、とうのが「天真庵の午後のもてなし」
Mくんには、お花の原田先生を紹介してもらった恩がある。お店の営業時間には
現れることは稀有だが、ときどき、オフの時間に焙煎の匂いなどをかぐと、すーっと
隙間から入り込む風のように、知らぬ間にそこに「居る」人だ。
やはり禅のことばに「居」というのがある。今、こうして、ここに居る、ということを
感謝する。ただそれだけの意味だけど、「信じる」ことを前提としたあまたの宗教の
中にあって、一番入りやすい「門」みたいなことば。

今日は「ねんど」
みくちゃんが小学校6年生になった。ゆずも六年生。
子どもの成長を見ていると、宇宙みたいに広がりがあってたのし。

明日は「インヨガ」
このヨガがはじまって、入ってくる人たちの「門」のはばが変わった。
大道無門、なにかをやりたいと思ったら、経験とか才能とか年とか男女とか
関係なく、門もいらない。「やりたい」と思ったところが入り口。

14日(日)が「蕎麦打ち」&「なんとなく蕎麦を喰う会」
この日は女子限定。
28日(日)が男子限定。


素敵な詩

2013-04-11 08:43:47 | Weblog
先日のkazuko babaさんのジャズの中に「たからもの」
みたいな歌があった。「時間があるときに教えて」
とメールをだしたら、丁寧に返事がかえってきた。
音楽や芸術は、人間の根本的な悲しみを表現してきたけど、
最高の芸術は、そんな人間の生きざまであり、人と人が出会って
いくことやと思う。
昔、ニューヨークの友達から教えてもらった素敵な詩がある。
どちらも、日本語の訳もいいけど、原文で感じてみたい、とも思う。


●ニューヨーク市立大学病院の壁の落書きの詩

大きな事を成し遂げるために
力を与えてほしいと神に求めたら
謙遜を学ぶようにと弱さを授かった。

より偉大なことができるようにと健康を求めたのに
より良きことができるようにと病弱を与えられた。

幸せになろうとして富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった。

世の中の人々の賞賛を得ようとして成功を求めたのに
得意にならないようにと失敗を授かった。

人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにといのちを授かった。

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた。

神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中で言い表せないものはすべて与えられた。

私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されていたのだ

メタボを防止する朝ごはん

2013-04-09 08:06:10 | Weblog
今日の天声人語に、あさごはんを食べたり食べなかったりする人が
「メタボ」になりやすい、というようなことが書かれてあった。
どうも江戸時代までは、日本人は朝ごはんを食べる習慣はなかったみたい。
「接して漏らさず」の養生訓ではないけど、中庸(ほどほど)や、清貧の精神が
いっぱいだった時代のながい週間だったのだろう。
昔、護国寺の「天風会館」で、ヨガみたいなことをやってたことがある。
その会の人たちは、朝ごはんを食べない派の人たちが多かった。でも護国寺
の門前に朝7時からやっている「うどん屋」があり、そこの源平うどんという
のが大好物だったので、毎日それを食べてからヨガとか座禅をしていたころが懐かしい。

月曜日の朝ごはんは「卵かけごはん」
だけど、だいたい毎日の野村家のあさごはんには、「島源のさかなのひらき」
がでてくる。伊東のお店で、池袋時代からずっと食べている。
それに具だくさんの味噌汁と香のもの。

今日の夜は「易の勉強会」。
先生の福田さんとは、まいかさんちのオープニングで出会った。
街で出会っていたら、たぶん知りあいにはならず、しりごみしていたに違いない。
いつも飲むと、そんな話になる。
人ははやくもおそくもなく出会うべき人とは、卒啄のようにあえるようになっている。

よき父母が読んでいる本?

2013-04-08 08:02:53 | Weblog
昨日のジャズライブは、天気が心配だったけど、なんとか晴れて
よかった。ババさんも、禁酒中でいつもより、もっとストイック
な音でありながら、いつもの研ぎ澄まされた凛然たる音で、一音一音
に魂が込められていて、心の染みるものがある。

彼女は「論語の会」(順受の会)で天真庵デビューをした不思議なピアニスト。
この会の松田先生の先生が、九州大学の名誉教授だった故・岡田武彦先生で、
名著「ヒトは躾で人となる」(高木書房)は、いつ読んでも勉強になる。

人を育てるのは、育てられる、ではないけど、新しく父母になった人には
とくにお薦めしたい本だ。

今月の論語の会は29日(月・祝)に変更になった。

明日は「易の勉強会」

いよいよホーチミオンの蕎麦会が来月に迫ってきたので、もろもろの
「仕込み」が始まった。現地の人たちもいろいろ苦労しながら段取りを
すすめている様子が伝わってきて、こちらも気合いがのってきた。

戦車くんがパパになったらしい。

2013-04-07 08:20:22 | Weblog
今朝、そんなメールが届いた。母子ともに元気そうで、かわいらしい女の子
の写真が添付されていた。
今月から戦車くんと、英語の先生が「鬼の特訓・蕎麦打ち教室」にこられる。
かつて、「定年後の蕎麦打ち」というのが流行したけど、かなり体力がいるので、
パパになりたて、のほうがいい。そばの三たて、に「たて」がひとつふえていい。
今月から「おとうさんといっしょ」という番組もできるらしい。
「イクメン」。分娩室にも入り、厨房にも入り、子育てにも参加する。
イケメン?ではないけど、イクメンで、メンクイな男子が、そば道場に参加
されるのも、また新しい1ページ。ふたりとも天真庵で、かみさんを見つけた、
というのも、無駄のない縁である。

親子は一世、夫婦は二世、師弟は永世。

さて今日は日曜日なので16時で閉店。
夜は素敵なジャズライブ。

kazuko babaさんはニューヨークで活躍していたジャズピアニスト。
帰国されてすぐに天真庵の「論語の会」に参加され、その縁で時々
ライブをやってもらっている。若いころニューヨークが大好きでよく
いってたけど、彼女のピアノを聴くたびに、危うげだけど、素敵な街
の匂いみたいなものが、蘇ってくる。

明日は「卵かけごはん」
明後日が「易の勉強会」