長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

unaがきた。のでうなぎを料理した。

2012-03-03 08:15:04 | Weblog
昨日、unaのみかんくんが、帽子をもって遊びにきた。
今発売されているクーネルに彼のことがのっている。
天真庵を修復してくれたひとり。テキスタイルをやっていて、
unaがつくるマフラーを「マホマフ」という。池袋時代に
毎年クリスマスに「マホマフ祭り」をやっていた。
こころまで温まる魔法のハフラー、で「マホマフ」とぼくが命名。
そんなわけで、冬は毎日マホマフをして蕎麦を打ったり、あたまにも
彼のつくった「ウナ帽」をかぶっている。

昨日は、押上猫庫(おしあげにゃんこ)ちゃんが希望した「ウナ帽」を
納品。とても気にいってくれた。やはり魔法みたいな威力があって、明るい
未来のことを語り始めた。「押上文庫に嫁にいくから押上猫庫」・・
bunkanの夏樹くんの命名力と予知能力にびっくり。

夜は、「ねんどの会」だった。不意に、「うなぎ」が食べたくなった。
でも買い物にいく時間がない。しかも外は雨。
そこで、普茶料理の「もどき料理」が浮かんだ!
普茶料理とは、煎茶の文化と禅を日本に紹介した隠元和尚が伝えた精進料理で、
「普(あまねく)大衆に茶を施す」という禅語からきている。精進料理の
もてなしの料理。だから、うなぎ・もどきをつくる。
木綿豆腐をうらごしして、大和芋を1割くらいつなぎでいれ、すり鉢でよくする。
昨日は、ゆきちゃんが手伝ってくれた。あらかじめ、のりをうなぎの大きさにきり、
そこにうなぎの風に、すり鉢の中身をのせ、170度くらいの油に浮かべる。
そして、そこに「かえし」をぬり、金串をさして、焼く。そして、山椒をかけて
食べる。なかなか、おつなもんだ。
そのうち「無茶しぃの会」の進み具合によっては、普茶料理を食べながら煎茶、
ということも考えている。こんなに楽しいことはない!

明日は「エリカ庵」
泣いても笑っても、最終章。リカさんが大分に移り住んで「竹」に挑戦
することになった。今年は、人生の新しい1ページをつくる年だ。
もたもたしていると、人生の最後のページがすぐくるよ。

3月14日(水)に、やまねさんがヨーロッパで活躍するピアニスト伊藤野笛さんと
演奏会をやることになった。春を先取りするような音楽会。
やまねさんが、近所にいることの意味は、ほんとうにデカイ。5000円(そば会つき)

3月17日(土)が「二階で落語かい」  千里家万馬  2000円(木戸銭・蕎麦・珈琲付き)
先月のチリトテチンがあまりにおもしろくて、豆腐屋にいくと笑ってしまう。


3月30日は、錦糸町のトリフォニーホールで、赤松林太郎くんのピアノの演奏会がある。
このピアニストが開店以来、チャリンコで遊びにくるようになったのも、天真庵の雰囲気を
醸し出す大事な菌みたいなもんだ。
詳しくは、「赤松林太郎」のブログをのぞいてください。また、
6月3日に「押上ピアソラ祭り」(天真庵にて)
をすることになった。5月22日に、スカイツリーが開業し、そらまち商店街などもできるらしい。
時代が変わっても、変わらないものがある、タンゴの革命児の「ピアソラ」を、ソラマチの傍らで楽しみ
たいと思う。なんだかえらく盛りあがってきた。