長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

祝言

2012-03-09 08:36:58 | Weblog
「しゅうげん」
押上文庫に嫁にいく、みたいな感じで、押上猫庫が昨年の11月にスタート
した。酒粕ココアが評判で、水・木・土・日の昼間のチータイムが楽しく
なってきた。ふたりが、天真庵で祝言をあげることになった。うちに時々
ガレットを食べにくる美容院を経営する女社長が「ライフワークで、昔風の
白無垢の花嫁をつくりたい」ということになり、「いつかね」とあいまいな
返事をしていたが、今回が第一回目。

参加者は縁のある人ばかり。ドレスコードなんて、硬いことはいわないけど、
「MYぐいのみ」は持参してほしい。着物でこられる方は、懐に紙を、
つまり「懐紙」ははさんできてほしい。奇妙な縁だけど、先月から始まった
「無茶しぃの会」で、猫庫さんはお茶を習いにきておられるし、祝言にこられる方
の半分近くは、その会と縁のある人たち。ぼくは、勝手に「お茶会」みたいな祝言に
したいと思っている。祝言のお茶うけに「言問団子」なんていいかも。

昨日は自分のお茶のお稽古に、表参道にいった。そんなわけで
 、先月から毎日どこかでお茶を入れている。日常ではない「少しあらたまるお茶」
を毎日楽しんでいる。稽古が終って、原宿駅まで歩き、JRで新宿にいき、伊勢丹
にお茶を買いにいった。ちょうど知り合いの作家たちが、5階の美術品コーナー
で、「茶籠にいれて持ち運ぶ」みたいな展示をしていた。オーバルボックスが、
旅茶碗入れにして、茶入れ、茶碗、茶托なんかを入れ、それ御洒落な風呂敷にいれる。
今日の新聞にJTBができて100年、というのがあった。「旅」を企画して100年。
企画にのって、あるいわ、のせられて100年。「旅」という雑誌も廃刊になった。
そろそろ「自分流」の旅を模索する時代になりそうだ。「旅茶碗」や「myぐいのみ」
「my箸」を、持参していくと、旅の味わいも変わってこよう。


明日は「竹一日教室」
清水先生がもう少し年をとって、枯れてきたら、すす竹で、旅茶碗をいれる籠
でもつくってもらい、と思っている。 
明後日は、最後の「竹細工」。4月からは会場が竹下文庫になる。


14日(水)に、N響のやまねさんがヨーロッパで活躍するピアニスト伊藤野笛さんと
演奏会をやることになった。春を先取りするような音楽会。
やまねさんが、近所にいることの意味は、ほんとうにデカイ。
やまねさんと大石学さんが、同じ下関の高校で、その恩師も国定雅子も影響をうけた
先生。   5000円(そば会つき)

3月17日(土)が「二階で落語かい」  千里家万馬  2000円(木戸銭・蕎麦・珈琲付き)
先月のチリトテチンがあまりにおもしろくて、豆腐屋にいくと笑ってしまう。


3月30日は、錦糸町のトリフォニーホールで、赤松林太郎くんのピアノの演奏会がある。
このピアニストが開店以来、チャリンコで遊びにくるようになったのも、天真庵の雰囲気を
醸し出す大事な菌みたいなもんだ。
詳しくは、「赤松林太郎」のブログをのぞいてください。また、
6月3日に「押上ピアソラ祭り」(天真庵にて)
をすることになった。5月22日に、スカイツリーが開業し、そらまち商店街などもできるらしい。
時代が変わっても、変わらないものがある、タンゴの革命児の「ピアソラ」を、ソラマチの傍らで楽しみ
たいと思う。なんだかえらく盛りあがってきた。