長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

散歩の達人

2012-03-19 07:52:11 | Weblog
今では、「押上」も有名になったけど、5年前にこの地に
天真庵を結んだころは、「そんな駅があるの?」とか「おしじょう?」
とか、町名の「文花」を「ふみはな」とかいって、ふみはずす人があまたいた。
ぼくは、先天的に方向音痴なうえに、地下鉄やバスの路線地図がかいもく苦手で、
昨日なんかは、ぼくの蕎麦の弟子一号で、板橋で「オルト」という、めちゃくちゃ
おいしいイタリアンのシェフがきてくれたんだが、ぼくの頭の中では、「遠い
ところからきてくれてありがとう」という感謝の気持ちはあったえも、「オルトに
いく道」が、わからない。

同じ時刻に、先週もマラソンの後にきてくれたマラソン仲間の「やまやさん」(六本木のクラブのママ)
が、なんとマラソンで、六本木近くの家から、きてくれた。夏にサロマ湖マラソンで100kを
走るので、「30k走るコースで天真庵を目指したけど、25kで断念して、あとはタクシーできた」
とのこと。こないだは大塚のお店もママで、シャンソン歌手をやっている姫が、「半分ジョッギングしながら
きた」と大塚から一時間できた。体力もすごいけど、「人間ナビ」みたいな地図力がすごい。

あ、いけない、こんなこと書いている場合ではない。「卵かけごはん」の時間だ!

10時まで「卵かけごはん」
夜は「タイムドメイン」
かっぽれ仲間で、論語の
仲間の「イワジー」が、売茶翁よろしく、
茶道具ならぬ、音響道具をかかえてやってくる。
「会費は3000円、半分までは、くれしだい。
ただまでまけるが、ただいかはゴメン」みた
いな会。
会費はただ。ただし、自分の聴きたいCD、飲みたいお酒、酒肴を
持ち寄る、が条件。「マイぐいのみ」も持参する、がならわし。

火曜日は「書をしよう会」
売茶翁は、禅僧の身分を捨てて、58歳の時に上洛して、毎朝
東山とか下賀茂神社の糺の森あたりで茶店を開いて、煎茶の世界を
文人たちと楽しみ、ひろめていった。彼を物心ともにさえた書家
で亀田窮楽という人がいた。書をしよう会の貞本先生は、その亀田窮楽
とイメージがだぶる。先週のクラシックの時に飲みながら、「茶道、華道と
同じように酒道も大事だなあ」とのたまっていた。

水曜日、木曜日は「無茶しぃの会」
「粒々皆辛苦道・バイセン」とともに、HPの片隅にのせただけで、すごい
反響があって、びっくりしている。
今月の末は福岡で「お茶会」があるので、「無茶修行」にいってくる。
5月には京都で「お茶会」がある。精進しなければ。

一昨日、焙烙で珈琲を焙煎していたら、赤松林太郎くんがきたので、
「初煎会」よろしく、初めて焙煎した「ブラジル」を飲
んでもらった。
新しいことをはじめようとすると、必ずその場に、黄金バッドの
ように颯爽とあらわれる。彼も今回の「福岡・星野村のお茶会」で
花点前をされる原田先生の弟子のひとり。原田先生が花を生け、彼が
ピアノをひく、というスーパーコラボをお寺でやったこともある。
和服と和ごとと、ときどき「た和ごと」を好むピアニスト。
今月30日にトリフォニーホールで、音楽界をやる。
「赤松林太郎」のブログからチケットをどうぞ。いいよ。