長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

求めない・・・すると本当の自分に会える

2014-11-09 08:37:28 | Weblog

春日大社では式年造替(しきねんたいぞう)というのを20年に1度やる。1200年以上も続いてきた。

生・滅・生・滅を繰り返しながら、人も魚や動物や植物など自然もそうやって

生きてきた。まわりの自然をそのまま生かしながら、そこに神の存在を感じ、

祀ってきた人の営みの「すごさ」を今回の奈良の旅で、勉強した。

奈良にいくことがきまった時、近所に住む仙人みたいなMくんが、一冊の

本をくれた。その中に紹介されている風流人にぜひ会いにいくように、ということだった。

自然を愛で、人が好き、奈良が好き、日本が大好きな人とやっとあえた。

本といっしょに「愛天真」と揮豪された額をくれた。それを一階の階段のところに飾ってある。

天真庵の天真とは、子どものころの純粋無垢な人の本性みたいなものをいう。

天真爛漫のそれである。寒山拾得の寒山の詩にもよくでてくる。そんな縁で「天真庵」

というができた。

どこかの仙人さん風に表現すると・・・

 

求めない・・・・

すると本当の自分(天真)に 会える

人に頼らない

人と比べない

人のせいにしない

・・・・・・それが

天真を愛す     かもなんばん

今日は日曜日なので16時に閉店して 「蕎麦打ち無門塾」

明日の朝は「卵かけごはん」

夜は「長屋で女史会」   どこかの偉い歴史学者

が、「民族や国家は、自分の国の伝統とか文化

に誇りをもたなくなったら、滅びに至る、」とのたまった。そのとおりで、

今まさにこの国はそんな道を歩んでいるようにも思う。

もう一度、シルクロードを通り、海のシルクロードといわれれる荒波をたどり、

春日大社など奈良がその終着点になった先人たちが歩んだ道程を考え

なおす時ではなかろうかしらん。

火曜日は「お仕覆」  京都や奈良を歩いていると、ものを大切にしてきた「知恵」

によく出会う。お仕覆はその最たるもの。

水曜日は「かっぽれ」  これも関西から発祥したもの。


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