長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

お菓子

2009-09-06 06:20:21 | Weblog
一哲さんのお菓子もうまかった。
昨日お客さんにいただいた、ましゅまろ亭のイチゴ味、チョコ味も
うまかった。「やるな」というお店が近くにもあって、なかなか楽しい。

京都の売茶翁のお茶会から一週間。二階は、畳をひいたままになっている。
昨日は京都から玉露の新茶が届いた。そばも、春蕎麦の新そばだし、「新」
づくし。女房も畳もお茶もそばも新しいのがいい。
玉露を、入れてみた。先週京都から好日居の横山さんが、土産に
くれた「柚子蓼琥珀」というに西加茂にある霜月(そうげつ)のお菓子だ。
神光院のバス亭のすぐ近くにある。神光院といえば、かの太田垣蓮月さん
が隠居していたところ。そこで多くの詩や、蓮月焼きという萩焼みたいな
焼き物に自分の詩を綴った器をつくった。煎茶の世界では、憧れの人だ。

あまりお客さんは気づかないけど、二階にはいつも蓮月さんの書を飾ってある。
ほそ長い筆を使って、やわらかいタッチで、素敵な書を書いた人だ。
その書をみながら、霜月秘伝という琥珀色した柚子蓼琥珀(ゆずたでこはく)をいただくと、口の中に柚子の香りがひろがって、あたかもめの前に加茂川が流れて
いるような風情になった。みごとな京菓子の真髄を垣間見た気がした。



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