長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

薩摩琵琶

2010-07-14 08:10:30 | Weblog
今日は、お店の営業はおやすみ。

第二水曜日は、伝授の会といって、蕎麦打ち、煎茶、珈琲道の
伝授の会をやり、夕方は「薩摩琵琶ライブ」です。

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり・・

ではありませんが、壇ノ浦で滅んだ平家の御霊を鎮魂する
時なんかに使った楽器、薩摩琵琶というのは、不思議な
世界を表現するものです。

おごる平家の栄枯盛衰と人生の無常なんかをうたったものですが、
今回の選挙で、民主党もそうだけど、自民党といわず、ちょっと
光があたったみんなの党といわず、「中央の政治」にかかわる人たちが
みんな、壇ノ浦に沈んだ、みたいな印象が強い。ひとつの時代の終焉みたいな
感じを、誰しもがばくぜんと感じているのではなかろうか。

政治とか今の枠組みの中で、ただお金をもらっている人たちは、そろそろ
「自分でかせげること」を考えていかないと、やばい時代がきそうだ。

いろいろな意味で、進退窮まって、追い詰められた人たちの、御霊を
鎮魂する意味でも、「薩摩琵琶の会」というのは、ピッタリな感じ
がする。

今日の演目は、

敦盛
春の宴より
那須与一

那須与一の辞世は

世の中に 惜しまるるとき 散りてこそ
花も花なれ 色もありけり

出処進退というのは、とくに今みたいな乱世には
大事なことだ。管さんはじめ、政治家にきかせたいライブ
でもある。






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