長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

生まれた街が世界遺産に・・

2015-05-05 08:24:05 | Weblog

昨日の夜、ぼんやりテレビを見ていたら、テロップで「明治の産業革命が世界遺産に・・」

と流れた。フーンと思っていてそのまま寝て、朝新聞で読んだらビックリ。八幡製鉄などが

対象になっている。ぼくが生まれたところは、製鉄所の門のある近くで、「春の町」

という所で今もその名前が残っている。実家(宗像・・・ここも世界遺産の候補地)に帰ると、近くの海の近くにある素敵な

女性がやっているギャラリーによくいく。彼女も同じ町の生まれなので、ついこないだ

「春の町」にできた素敵なカフェの案内をおくってきてくれた。

八幡製鉄の「本事務所」(ちょっと聞き慣れない言葉)も登録されるらしい。

そこからすぐ近くに、「まるぶつデパート」というのがあり、そこの裏手に友達の母親

がやっている小さな喫茶店があった。まだ珈琲をのんではなりませぬ時代に、一度

「ウィンナー珈琲」をごちそうになった。小さなボールに生クリームを入れ、

「こうやってつくるとよ」といって泡だて器でカシャカシャまわして、ホイップをゆくってくれ、

少し薄めにした珈琲に角砂糖を大小ひとつづつ入れ、そこにスプーンでホイップをのせ、

そのままスプーンをカップの底に入れ、みごとな手つきでウィンナー珈琲をつくってくれた姿と

味を昨日のことのように鮮明に覚えている。半世紀近く前の話だけど、アンフォゲッタブルな

一杯の珈琲。ウィンナーが入っていないのに、なぜウィンナー珈琲なの?という時代の

不思議な体験。こんどの「珈琲塾」は、このまぼろしのウィンナー珈琲の作り方を伝授しようかな。

世界文化遺産みたいな珈琲。

連日朝からバンバン蕎麦を打ちまくって、少しまた若返って50肩みたいになってきた。

明日は久しぶりに何もない休日なので、野菜でも買い出しにいきながら日帰り温泉に入り、

新緑をみながら一杯飲みたい気分。

今日も12時から19時まで元気に営業。

 


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