長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

♪人の恋路の邪魔するものは・・・

2010-11-14 07:51:38 | Weblog
ニューヨークで知り合った陶芸家で彩花さん、という
パワフルな女性がいる。今は帰国して、筑波学園都市で
ギャラリーをやっている。その縁で、「日米陶芸コンテスト」
のお手伝いをさせてもらっている。ニューヨークでは、彼女の
ことを「ツチコネール」と、みんなが呼んでいた。
長いつきあいになり、なんども飲みにいったことがあるけど、
自分がカラオケがきらいなので、彼女の歌は聴いたことがないが、
1度聴きたいと思っている。彼女が渡米して、陶芸の勉強中に、
ニューヨークで「カラオケ大会」があったらしい。その大会で
着物を着て「車屋さん」を歌って優勝した、というのが伝説に
なっていて、ぜひいちどその歌をききたいと思いながら10年が過ぎた。

昨日はnobieと志宏くんが、ライブをやってくれた。コーヒーを
カウンターで飲みながら、ふたりでイヤホンでなんやら、「これはジャズやな」
なんていいながら、打ち合わせをしていた。それが、本番で聴けた。
「ジャズ版 車屋さん」だ。♪人の恋路を邪魔するものは、窓の月さへ
憎らしい・・・・
次回は、これを浴衣を着てやるらしい。彼らでしかできない「じゃず」
の世界が垣間見れるような素敵なライブだった。

昨日初めて足の不自由な青年がお母さんといっしょにライブにきた。
話を聴いてみたら、12年前に十間橋通りでバイクにのっていて、
車と衝突して、身障者になった、ということだった。3ヶ月も
意識がなく、能面みたいになった青年を見て、家族はだれも
あきらめかけていたある日、BOOMの曲を聴いていたとき、
涙が流れ、能面みたいな顔に表情がもどったという話を元気に
された。ひとことが、人を生かしたり、殺したり
するように、音楽が人を生かしたりするんだな、と痛感した。

帰りにおぼつかない足をとめて、nobieたちに笑顔でなげきっす
をし、彼女たちも、なげきっすのキャッチボール。
魂がふれあっているような、すがすがしい光景だった。

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