長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

そばもん そばの旅

2013-01-11 08:29:23 | Weblog
そんな人気のマンガがある。
今もやっているのか知らないけれど、10冊くらいは
読んだことがある。茨城の蕎麦屋で読んだのが始まりで、
しばらくはまった。その中で「対馬のそば」というのがあった、
のを記憶いている。

仏教や器や思想などは、中国や朝鮮半島から「海のシルクロード」
を渡ってきた。遣隋使や遣唐使は反対に日本から、それらを学びに
いった。海が荒れたり死を覚悟して往復した。その時に海の神様
をおまつりているのが「宗像大社」。「そうぞう」と読む人は想像力
が足りない。「ムナカタ」と読む。ぼくの田舎。宗像大社の神域に
あり、いたるところに宗像族の古墳が残っている。ぼくの実家の近くにもごろごろしている。

「そば」も大陸から対馬を経由して、入ってきた。でもたぶん界隈には魚や食べ物は
豊富だったので、日本海経由で北国のほうに伝授されていったというのが定説である。
でも対馬にはその当時の「そばの原種」が残っていて、友達がいつも年末におくってくれる。
今年は「なんとなく蕎麦を喰う会」というのを始める。13日(日)の18時半から。
ここで「対馬の蕎麦」を食べる。同じように中国から隠元和尚が長崎にやってきて、
京都の黄檗山万福寺をつくって、禅とお茶と精進料理を広めた。
「普茶料理」(ふちゃ)という。4人が座になって、大皿にのった食べ物をわけながら
食べる。ということで、「なんとなく・・・」の人数は4人までに限定したい。

今日から「事始め」
昨日は朝から晩まで仕込みにおわれた。近所の人に「明日からでしょ。なんで忙しそうにしてんの」
なんていわれた。性分ではあるが・・・
「かえし」を二種類つくる。蕎麦豆腐、チーズケーキ、珈琲豆の焙煎、包丁研ぎ、花生け、茶室の
掛け軸をかえたり、茶道具を入れ替えたり・・・一日かけてもおわらない仕事がいくつもある。

今日の夜は「ねんど」
蕎麦というのは「土を喰らう」というような野趣というか、自然の恵みを感謝しながら
命に紡いでいく、みたいな意味合いがある。ねんどは「土をこねる」
自分の手で、自然を感じる・・・・今年からこんなものがテーマになって、新しい生き方、
先人たちが伝えてくれた知恵みたいなものを体で学んだり、実践したりする時代がきたように
思う。

来月の「なんとなく・・」(24日)は、熊本の蕎麦を打つ予定。


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