長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

遠い追憶の中に生き続ける命

2014-11-02 08:43:49 | Weblog

昨日は雨だったけど、国貞雅子&大石学さんの素晴らしいジャズが、うらぶれた十間橋通り

を踊らせた。国貞さんは2008年にぼくの親友のワカが連れてきた。大石さんは、天真庵

の隣の隣の隣に住んでいたジャズドラマーのセシル・モンローさんが連れてきた。(HPの「長屋の墨東奇談」にある)

ワカもセシルも2011年に還暦を前に、旅立ってしまった。不思議な「縁」(えにし)で、

天真庵で、大石さんがライブをやった時に国貞雅子がいっしょに何曲か歌って、ふたりが

同郷でしかも音楽の恩師が同じだということもわかり、ツアーなんかもいっしょにやるように

なり、今回の「M」というアルバムが誕生した。ふたりは、死んだけど、生きているのだ。

ライブの後に、セシルもワカも大好きだった「クロキリ」を飲みながら、「M」を

作った副産物みたいな大石さんの新しいCDを聴いた。

思わず、「大石さんの先祖に霊媒師いなかった」と聴いてしまった。赤ら顔だけど「そうかも」という顔をした。

血の通った人間が、ピアノやギターなどを演奏し、歌い、踊り、いっしょに

それを聞く人たちの血も踊らせる。凡夫には見えないし、感じられないけど 、

それぞれの血の中には、遠い先祖たちの荒々しく生きた魂がまだ生きていて、

私たちを鍛え、育て守ってくれている。音楽という刹那の芸術の中には、生・滅・生・滅を

くりかえしてきた人人の魂が悠久の川の流れのようにゆらゆらとただゆらゆらと

流れているのだろう。みんながこのような音楽を楽しんだら、この星にうずまいている紛争

や戦争はきっとなくなるのではなかろうかしらん。そんなことを強く思ったライブやった。

今日は日曜日なので16時に閉店。

明日は祝日だけど、朝は「卵かけごはん」。

火曜日が「英語で蕎麦会」

今週は「奈良で蕎麦会」をやるので、水木金が三連休。

薩摩琵琶の「ももちゃん」こと榎本百香ちゃんからメール。今日からメトロのフリーペーパーで彼女が紹介されているらしい。

東京メトロフリーペーパー・TOKYO METORO NEWS11月号。みんな羽ばたけ!


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