無駄のない不思議な縁で「言葉の海へ」も公演にいったきた。
日本で最初の国語辞書「言海」(げんかい)をつくった仙台の「大槻文彦」の物語。
「これが演劇や」という感じで、興奮がさめず、本郷からぶらぶら歩いて押上に帰ってきた。
言海の生まれる時代は、江戸から仙台まで歩いて一週間かかっていた、というのが劇の中にあった。
なあに、本郷村から押上村までは、2時間もあれば充分だ。でも途中で、上野広小路の鮨屋で一時間
休憩をしたが・・・
演劇のあった「求道会館」は東大の赤門の反対側の一本奥の筋にある。ぼくと久保さんがあう
きっかけをつくってくれた「おくじー」というIT業界では、ちょっとしられた重鎮さんが、すぐ近くに住んで
いたので建物は知っていたが、中に入ったのははじめて。日本に初めてアールヌーボーやを本格的に紹介したとい われる建築家・武田五一(たけだごい
ち)の設計だ。今は東京都の指定有形文化財になっている建物。和洋折衷というより、日本人がまじめに宗教とかとかかわっていた時代の建物、
といったあたたかさがある空間だった。
俳優さんが茅野利安さんという仙台中心に活動している俳優さんと、坪井美香さんのふたり。そこに黒田京子さんのピアノ。
この三人で一時間半ぶっとうしでやる、という内容ともども硬派な演劇である。
先月LUNAのライブで黒田さんがピアノを弾いてくれ、カウンターに置いてあった「言海」を見て、「不思議な縁を感じます」
と叫んで、この「言葉の海へ」を知り、しかも一回きりの東京公演の日がたまたま水曜日だったので、宝のような観劇に感激した。感謝。
明日は仙台である。興味のある方は、「ココロノキンセンアワー」(080-1656-0003)まで。
心の琴線にふれる・・・いいネ。
明日の天真庵は「満つまめの会」
夜は「普茶料理の会」がある。来月は「忘年会を兼ねた普茶の会」がぼちぼち予約が入ってきた。
年末の「自分で年越し蕎麦を打つかい?」の予約も入りはじめた。
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