長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

がめ煮

2008-08-03 07:26:02 | Weblog
昨日は、九州の阿蘇でカフェをやるという若い夫婦が
「長屋の夜話膳」を楽しんでいかれた。

「筑前煮」、通称「がめ煮」の作りかたを伝授した。昔から
どこの家庭でも、それぞれの家の味、みたいなものがあった。
「ご馳走」とは、料理をするときに、畑まで走っていく、という
意味だが、まさにそれの代表みたいな家庭料理。


人参、さといも、れんこん、ごぼう、こんにゃくをぶつぎりにする。
鍋で油ひいて、上の材料を空だきしながら、醤油をいれ味付け
するのがコツ。ぎんなんが入ると、ワンランクあがる。熊本城は、別名「ぎんなん城」。加藤清正は、
ぎんなんが好きだった?(ろう城に具えて、城内にぎんなんを植えた、というのが
通説)

そこに鶏の出しをいれ(もも肉も)、こつこつ煮て
いきます。冷やすと、「煮ふくめられ」、おいしくなります。
いんげん、など緑を盛り付けに加えると、料亭みたいに
なる。器は、黄瀬戸か、志野に盛り付けたい。

醤油は九州のものを「煮きり醤油」(砂糖・みりんで
煮る)といい。これを常備していると、「万能の出汁」
になる。料理は「ひとてま」が大事。

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2 コメント

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暑いねー!! (ミサンママ)
2008-08-03 13:30:48
お久しぶりです!!

がめ煮 なつかしい味だったでしょ?

九州のしょうゆの方が 甘いよね。

九州じゃ お盆に作って ご先祖にあげてますよ。
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Unknown (天真)
2008-08-04 06:51:34
そういえば、昔、筑前大島でお盆を迎えたことがあります。
素朴なお盆のしきたりに、神々しさを感じたバイ。
港の名前も、神湊(こうのみなと)というのがいいね!
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