昨日は休みだった。
7日にオープンした「珈琲の樹」でモーニングを
食べる。窓越しに明治通りを往来する車や、歩道の
自転車、人の歩みなどを、ボーと身ながら少し深入りの
マンデリンを飲む。天真庵の改装をしていた若者たちが、
この物件と縁があり、最初は3人のアーティストたちが、
このカフェの2階に住むようになった。
今は上には、若い女性のアーティストが、2人で住んでいる。
下は昼間は「珈琲の樹」、夜が「ヨイドーレ」という二部構成。
キラキラ橘商店街という、うらぶれた商店街の一角に小さな灯がともった。
なんでも「続ける」ことはたいへんでけど、続いてほしいと思い、少し
気合を入れてきた。
昼は浅草にいって、古い食堂で「かきフライ」とビールを飲む。
平日なのにすごい賑わいだ。それからかっぱ橋にいき、
そのまま表参道で、煎茶のお稽古。表参道と押上が半蔵門線で
つながっているのは、不思議だけどありがたい。上池袋に住んで
いたころは、お茶の後は原宿から山手線で池袋にいって、そこで
埼京線に乗り換えて、板橋という帰路だった。
昨日は久しぶりに、原宿駅にいき、山手線で新宿でおり、
「イメージしている水出し珈琲」に必要なコーヒー豆の生豆を
3K買って、それをぶら下げながら、京王新線にのって、
初台にいった。その時間の新宿駅の京王線の3番線のホームを
歩いて、京王新線がある4番ホームまでいく苦労は、大都会の
混雑の窮み、みたいな苦労がある。しかも、着物を着て、お茶道具
や、買物をした本などをリックにしょい、3kの生豆を持って
歩くというのは、闇市時代の怪しげな商人さながらである。
やっと、初台に到着して、オペラシティーで齢80歳になった
「湯浅譲二 作品演奏会」の会場にいく。
最初は「芭蕉の句による心象風景」
福島の郡山で生まれた天才作曲家のこころの旅の旋律を、垣間見る
ような不思議な音楽を堪能した。
次に「ビオラ・ローカス」。天真庵の玄関や椅子をつくってくれた般若
君と昨年電撃的な結婚をしたヨッシーが、般若佳子になって、ソロで
演奏した。以前、天真庵で誰もお客さんがいない午前中に、ビオラ・ローカス
を弾いてくれたことがある。それと同じような平常心で、ひいている姿に
感動した。その時と違うのは、おなかがぷっぷらとしているところだけ。
5月の中旬に赤ちゃんが生まれるのだ。胎教みたいな音楽祭になった。
締めは、「弦楽トリオのためのプロジェクション」
バイオリン、ビオラ、チェロが、それぞれのソリストの分身みたいな
楽器を、官能的に演奏してく幽玄な世界。まるで、能を鑑賞しているような
気分になった。西洋で産声をあげた楽器たちが、遠く旅して、日本まで
辿りつき、調和された「和音」になって、奏でられた雅楽、みたいな
素晴らしい演奏だった。
感動の余韻にひっていると、玄関で素敵なおばーちゃんに「今日は
ありがとうございました。どちらからこれれたのですか」と声をかけられた。湯浅譲二さんの兄嫁だそうだ。
さて今日は、ぼくも「日本人が好む水出し珈琲」を完成させたい、と
思っている。頭の中では、だいぶ完成してきたのですが・・・
なにごとも極まるところまでいくと、また難しい奥が見えて
きたりするものだ。その奥を探求できるところまできた喜びを
感じながら、今日もがんばろうと思う。
7日にオープンした「珈琲の樹」でモーニングを
食べる。窓越しに明治通りを往来する車や、歩道の
自転車、人の歩みなどを、ボーと身ながら少し深入りの
マンデリンを飲む。天真庵の改装をしていた若者たちが、
この物件と縁があり、最初は3人のアーティストたちが、
このカフェの2階に住むようになった。
今は上には、若い女性のアーティストが、2人で住んでいる。
下は昼間は「珈琲の樹」、夜が「ヨイドーレ」という二部構成。
キラキラ橘商店街という、うらぶれた商店街の一角に小さな灯がともった。
なんでも「続ける」ことはたいへんでけど、続いてほしいと思い、少し
気合を入れてきた。
昼は浅草にいって、古い食堂で「かきフライ」とビールを飲む。
平日なのにすごい賑わいだ。それからかっぱ橋にいき、
そのまま表参道で、煎茶のお稽古。表参道と押上が半蔵門線で
つながっているのは、不思議だけどありがたい。上池袋に住んで
いたころは、お茶の後は原宿から山手線で池袋にいって、そこで
埼京線に乗り換えて、板橋という帰路だった。
昨日は久しぶりに、原宿駅にいき、山手線で新宿でおり、
「イメージしている水出し珈琲」に必要なコーヒー豆の生豆を
3K買って、それをぶら下げながら、京王新線にのって、
初台にいった。その時間の新宿駅の京王線の3番線のホームを
歩いて、京王新線がある4番ホームまでいく苦労は、大都会の
混雑の窮み、みたいな苦労がある。しかも、着物を着て、お茶道具
や、買物をした本などをリックにしょい、3kの生豆を持って
歩くというのは、闇市時代の怪しげな商人さながらである。
やっと、初台に到着して、オペラシティーで齢80歳になった
「湯浅譲二 作品演奏会」の会場にいく。
最初は「芭蕉の句による心象風景」
福島の郡山で生まれた天才作曲家のこころの旅の旋律を、垣間見る
ような不思議な音楽を堪能した。
次に「ビオラ・ローカス」。天真庵の玄関や椅子をつくってくれた般若
君と昨年電撃的な結婚をしたヨッシーが、般若佳子になって、ソロで
演奏した。以前、天真庵で誰もお客さんがいない午前中に、ビオラ・ローカス
を弾いてくれたことがある。それと同じような平常心で、ひいている姿に
感動した。その時と違うのは、おなかがぷっぷらとしているところだけ。
5月の中旬に赤ちゃんが生まれるのだ。胎教みたいな音楽祭になった。
締めは、「弦楽トリオのためのプロジェクション」
バイオリン、ビオラ、チェロが、それぞれのソリストの分身みたいな
楽器を、官能的に演奏してく幽玄な世界。まるで、能を鑑賞しているような
気分になった。西洋で産声をあげた楽器たちが、遠く旅して、日本まで
辿りつき、調和された「和音」になって、奏でられた雅楽、みたいな
素晴らしい演奏だった。
感動の余韻にひっていると、玄関で素敵なおばーちゃんに「今日は
ありがとうございました。どちらからこれれたのですか」と声をかけられた。湯浅譲二さんの兄嫁だそうだ。
さて今日は、ぼくも「日本人が好む水出し珈琲」を完成させたい、と
思っている。頭の中では、だいぶ完成してきたのですが・・・
なにごとも極まるところまでいくと、また難しい奥が見えて
きたりするものだ。その奥を探求できるところまできた喜びを
感じながら、今日もがんばろうと思う。
湯浅譲二さんの演奏会に行かれたのですね。
私の母校(安積高校)の先輩です。また、作曲を独学で学んだのも有名です。郡山市の「フロンティア大使」も務めています。感謝合掌
http://www.operacity.jp/concert/compo2002/yuasa.html
ヒガさんと同じでした・笑
素晴らしいアーティストです。