昨日は、音楽家たちの味噌作り。いつもはテレビで演奏している姿を拝見して
いるふたりだけど、年に一度は天真庵で味噌作り。芸術家も人間力と体力が勝負の世界。
自分たちで作る「国産大豆」と「遺伝子組み換えでない大豆」で作る味噌の力を
知っているのだ。さすがに、ベテランの域に達しているので、すいすいと味噌ができる。
その後は、近くの「文花会館」という元蕎麦屋を改装したシェアハウスのN子が初めての味噌作り。
明治通りにできた「旧邸」というシャアハウスと同じく、親戚みたいな関係で、住民の人たちの
ほとんどが味噌作りに参加している。みんな台所も冷蔵庫もシャアしているし、味噌も保管場所も
同じだ。ただそれぞれの選んだ「麹」と「塩」と、各自の持っている「菌」が違うだけ。でもほぼ毎日
いっしょに食事をするので、みんな「借り物」であり、「私有」とは違うところにある。それが素晴らしい。
よくよく考えてみると、よくよく考えなくても、私たちの「体」も、神さまから借りていて、必要でなくなったら
帰して、何ももたずに帰っていくのだ。「本来無一物」とは、そんなこと。
「欲」にとらわれると、よくよく考えたりすることもなく、「よくない」方向をさ迷うことになる。
お金や、家、車などの財産も、家族や友人や連れ会いや・・・・そんなものみんな必要な時に借りているだけで、
必要になくなったら返すだけ、という無駄のないエコで好循環のリサイクル状態が一番自然かもなんばん。
平成生まれのN子ちゃんたちに、「懐かしい未来の人間の自由さ」みたいなものを教わっているような毎日。
帰ったら、旧邸と伊那谷の二股暮らしのショーくんからシャメが届いた。伊那谷の仙人がよく通っていた
らしい蕎麦屋の写真。春になったら、友達の墓参りにいくので、その蕎麦屋も立ち寄ってみようと思う。
今日は「タイムドメイン」。聴きたいCD、飲みたい酒、つまみを持ち寄って、談論風発する日。
これもまた月に一度の「シャアハウス」みたいなイベント。
明日は「おんなかっぽれ」 日々是好日な押上時間。
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