長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

古松は般若を談ず

2011-04-03 08:29:58 | Weblog
「TOKYO カフェ 東京ノスタルジー喫茶」
という雑誌に、天真庵が大きく紹介された。
カメラマンがあまりに熱心なので特別に二階を撮影してもらった。
ちょうど、足利紫山老師が100歳(かぞえで101才)の時に揮毫
した「古松は般若を談ず」という禅語の軸がかざってあった。
自然に齢を重ねることによって得られる悟りの境地みたいなものだろうか。
老師の力の抜けた字そのものが、言い得ているようで素敵だ。
この雑誌は、3月に発売予定だったが、今回の地震の影響で、本屋に
並ぶのは、もう少し時間がかかりそうだ。

老師は、明治24年大分の万寿寺の住職になり、晩年も大分に尽力した。
今日は大分から、森上仁さんが講師として竹細工の指導にきてくれる。
老師が揮毫した「竹」というまくりも、天真庵にある。先日、経師やの
黒崎さんに裏打ちを頼んだら、「いそがしい」と断られた。今回の地震で
ふすまなどに被害があったところも多く、ほんとうに毎日忙しいそうだ。
いろいろなところに、地震の影響がある。
昨日も書いたけど、森上仁さんの作品が、ニューヨークのメトロポリタン
美術館に嫁いだ。竹の現代作家ものとしては、初めてらしい。

ニューヨークのメトロポリタン美術館は、南條先生といっしょに
ソーホーで個展をやった2000年にいったことがある。
ふたりで大声で話していたら、係りの人に注意された。

4月15日にJAZZのライブをやってくれる二人も、こないだ
までニューヨークを拠点に活躍した人ら。あの「ブルーノート」(青山じゃないよ)
でも演奏した実績をもつ。ふたりが天真庵でやる3回目のライブ。

Kazuko.Baba&Satoshi.Inoue Jazzライブ
演奏:Kazuko.B (ピアノ)・Satoshi.I (ギター)
19時開場 19時半開演
¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

先日もうひとり、ニューヨーク在中のJAZZピアニスト・平木かよ
さんからメールがきて「日本の仲間たちを元気にするコンサートをやりたい」
とあった。11月5日(土)に、天真庵でやることになった。
アーティストたちが、元気に始動しだした。がんばっていきたいと思う。

明日は月曜日。朝8時から10時、20食限定の卵かけごはんの日。
先日雪をいただいている大山で、大山鶏の卵を調達してきた。
シンプルだけど、贅沢朝ごはん。



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