長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

えるはいいでー

2011-06-04 08:42:59 | Weblog
ぼくのまわりで、LEDのメーカーをやったり、
企画をやったり、販売をやっている人が多い。
ので、自然と試作品とか、新作なんかが届いて、
バラバラにいろいろなメーカーのものが、照明器具の
ショールームみたいな感じで、使われている。
お店の9割くらいは、そんな感じでLEDになった。
冬はエヤコンを使わず、炭や石油ストーブを使うので、
電気代が6000円から7000円。すごくエコなお店だ。

昨日は、カウンターの照明を全部LEDにした。調光に対応していて
しかも、あったかい色がでて、器とか料理が普通においしくうつる、みたいな
ものを探していて、やっと及第点のものがでてきて安心した。
部屋や町の明かりというのは、ほんとうに大事やと思う。

夕方は般若くんが遊びにきた。
天真庵のカウンターのイスをつくって
くらた木工家。明日まで自由が丘のSTAGE 悠で個展をやっている。

さっそく自作のイスに座ってもらい、光とのバランス
の体験をしてもらう。
イスというのも、選ぶのが難しい。陶器や木工などは、やはり
「作家もの」「一点もの」に限る。中国製とでも一見よくできた
ものがあるけど、使っていくうちに、「美人になっていく」
ほうが、ぜったいに得だと思う。100きんで買った100円の
茶碗を、100回使って飽きたら、一回の使用料が1円。
自分の気に入った作家ものの茶碗を2000円で買う。毎朝料理屋で食べて
いる気もちになり、3年使ったとする。一回の使用料は2円。
どちらを選ぶか?の問題だけど・・・

これから、原発の関係で、住むとこや、住み方生き方ががらっと変えて
いかないと、なりゆかなくなると思う。
「断捨離」がはやっているみたいだけど、「テレビを見るのやめた」
とか「車を売った」とか、「電子レンジを捨てた」とかいう人が
まわりに増えてきたように思う。自転車が売れたり、扇風機が売れたり
するのも、「昭和にもどろう」みたいでいい。
ぼくも最近は携帯を持ち歩かないし、こわれたら、次は買わない、
ときめている。

一昨年、すごく小さな家に移りすんで、その時に、家具などを8割くらい
捨てた。でもこの家には、小さな庭があり、そこに山野草が
いっぱい咲いていて、お店の花は、ほとんどがこの庭に咲くもので
飾ることができ、小さな池で泳ぐメダカたちも、毎年どんどん子ども
が増えて、友達の家の家族になったりしている。ほんとうの「ゆたかさ」
とは?を、教えてもらった気がする。

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