昨日は冷たい雨が降っていたけど、たくさんの人が昼間は蕎麦と石臼挽きの「ほぼぶらじる」
を飲みにきてくれた。夕方は近くのカフェ縁の人たち4人が味噌をつくりにきた。
去年は35人だったのが、今年は60人。この分だと来年は100人近くこられるようになるかもなんばん。
味噌をつくる、というのは味噌を作るに留まらず、それを味噌汁にしたり、パンにいれたり、焼き味噌にしたり、
畑に走り胡瓜をもぎとり、究極の精進料理「もろきゅう」にしたり、土とか自然に近づいてくる。
遺伝子組み換えもなしの国産の大豆を使って自分で作るので、コンビニとかチェーン店とかインチキっぽいい
お店の料理を食べたときに、舌の先に「?」というのがわかったりし始める。自分の味蕾に座標軸がしっかり
してくると、明るい未来が見えてくる。
蕎麦打ちもしかり。自分で蕎麦を打つと、醤油だの昆布だの椎茸だのにこだわってくる。するとやっぱり
味噌と同じく、「土」や自然に近づいていく。
土に近づくと、自分の土台がしっかりとできあがってくる。すると、見知らぬ、とか、フタバとか、浮ついた
トレンドのお店にいって、「こーしーをかっこよく飲んでる私・・・ボリボリ」いいながら写真をとったりする自分
がアホらしくなってくる。昔から「足るを知る」というけど、「自分を知る」ということでもある。
今年はたくさんの新人味噌つくり人さんたちとふれあってみて、「懐かしい未来」の手ごたえを感じたしだいで
ございまする。あらためて、御礼もうし押上。
今日は、陶芸家のAさんが味噌つくりにきて、千秋楽。彼女は信楽焼の名人。
信楽焼の壺のことを、「蹲」(うずくまる)という。昔から茶人たちが茶会で愛用した。
人が蹲っているようなフォルムからそのように命名されたらしいが、中国の故事の
「壺中天」からきたのではないかと思う。つまり、壺の中、身近かなものの中、ささいな日常
の中に天国を見つける、といったようなことかもなんばん。
これから「卵かけごはん」。もしお望みならば、「人生観がかわる卵かけごはんの食べ方」
を伝授いたす。
明日は「英語で蕎麦会」
明後日が「おとこかっぽれ」どす。
3月はおもしろいライブもふたつ用意してます。おはこびくださると、またうれし。
14日(土) 廣瀬仁& ジミー宮下 コラボツアー @押上天真庵演奏:廣瀬仁(トーク)・ジミー宮下(サントゥール)19時開場 19時半開演 ¥6,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き) |
21日(土・祭) 春のホルンコンサート演奏:野代 奈緒(ピアノ)・藤井春香(チェロ)19時開場 19時半開演 ¥3,000(お蕎麦・珈琲 付き) |
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