長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

皇居で美酒を飲む

2010-04-18 07:14:45 | Weblog
昨日は休みだった。
お茶会をやっている時に電話が
鳴った。「お店の前にいるんだけど」
と、親戚の声。
これもまた一期一会。縁があって親戚に
なったけど、昨日のいう日に縁がなかった、
ということ。

人はみな必要な時に、おそくもはやくもなう出会うように
なっている。

夕方は、皇居の晩餐会に招待されたので、正装していった。
ウソ。正確にいうと、皇居外苑にある和田噴水公園レストランで
友だちの結婚披露宴をやった。大きなガラス張りの窓から、皇居
が見え、そのうしろに夕日が沈んでいく風景は、大自然の借景みたいで
とても素敵だ。新婦のみさおさんは、昨年の「墨田ぶらり下町音楽祭」
の時のボランティアとして、大活躍してくれた女子で、不思議な縁で
天真庵にやってきた。その話は「一生もの」だけど、昨日の乾杯の音頭
の時に、大勢の前でも披露したので、打ち止めにしよう。
新郎のつっちゃんがベトナムで仕事しているので、5月からふたりは、
ベトナムで新婚生活をすることになる。
どこで生活しても、ふたりで協力すると、大丈夫、そんなふたり。
ふたりが座る席の横に、ガラスの花器があって、そこに桜の木が
二本投げ入れされていた。「たてはな」というのは真(しん)があって、
それを中心にいけられる、公の花、方程式のある花、社長を中心に
した会社組織みたいな花だ。一方、「なげいれ」は、方程式のない
自由な花、組織というより家庭みたいな花だ。ガラスの中で寄り添いながら
ささえあってる花を、結婚式のパティーで生けた人の、やさしさを感じた。
そんなことを感じたり、新郎新婦よりもご両親と近い年になったところに、
「寄る年波」を感じた。

明日は「ダメから始める中国語」
明後日は「書」。

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