長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

炭焼き

2011-10-14 08:17:18 | Weblog
隠居したら、海の近くに住んで、朝まずめに釣りをして、
それから蕎麦を打ったり、豆を焙煎して、昼間限定の店をやり、
午後は晴耕雨読で、夜になると、若い料理人がやってきて、交替。
朝釣った魚を若い料理人につくってもらって
酒肴にし、沈む夕陽を眺めながら酒を飲む。そんな、ささやかな夢を
持ち続けている。

毎週のように、休みになると、マチをでて、ムラにいくのがならわしになった。
野菜やキノコ、山菜などを調達したり、湧き水をくんで、珈琲を入れたりしながら・・
蕎麦と珈琲には、「水」がとても味を左右させる。その水は、やはりヤマのムラ
に限る。そして、最近は「ヤマ」で生活するなら、炭焼きをやってみたい、と
思っている。群馬と新潟の県境に、「炭焼き名人」といわれるおじいちゃんがいる。
昨日は、そこを半年ぶりに訪ねた。82歳になるそのおじいちゃんは、ヤマで木を切り、畑がある炭焼き場にもってきて、炭をつくって生活している。
いくと、自作の囲炉裏(炭ももちろん自作)に、大きな薬缶がおいてある。
これまた自作の「めぐすりのき」の茶をそのお湯でいれてくれる。それがおじいちゃん
の「おもてなし」。しわくちゃになった顔をほころばせながら、四方山話に花が咲く。
昨日は「ならの炭」を一袋いただいてきた。小屋のかたわらに積んだ袋を自分で
とろうとすると、「それは、わしの仕事だ」ときかない。あいかわらず、がんこなおやじである。竹炭をおまけにもらって、「またきます」と挨拶をして、東京にもどってきた。車で運ぶのだから、3袋くらい積めるけど、一期一会、雪が降る前に、もう一度、
めぐすりのきの茶を、ごちそうになりにいこうと思っている。

今日は「お仕覆の会」
明後日が「竹教室」

17日月曜日は「クラシック寺子屋」
赤松林太郎くんが、熱血師範代になって、クラシック音楽の
薫陶をやってくれる日。

18日火曜日は「書をしよう会」
文人墨客というような人が、昔があまたいたのだと思う。
貞本さんを見ていると、「こんな日本人がまだ生きていてよかった」
としみじみ思う。
昨日の夕方、平井の「やなか草」に、ラーメンを食べにいった。
和風の出汁がうまくて、そんじょそこらのラーメンとは次元が違う。
うちとは、遠くない親戚でもある。その近くの本屋によったら、
「アートを感じる東京地図本 TOKYO ART & CULTURE MAP」
(京阪神エルマガジン社)が並んでいたので、買った。ら、天真庵も載って
いた。貞本先生の「天真庵」という文字が、アートだということを再確認。
なかなかいい本だ。定価600円也。

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2 コメント

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お仕覆の会 (ちかこ)
2011-10-14 09:40:51
どんなものができるのか、レポートお願いします。
私はただいま、休憩中です。
返信する
Unknown (天真)
2011-10-15 08:35:29
家宝を包むものなので、
寝てまっていてください。
果報か・・・
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