昨日は「エステ」だった。お店が終わって、bunkanのなつきくんのフィナーレパーティー
があるので、燕京亭で腹ごしらえをしていってみた。なんやら若者が外まであふれている。
ので、帰ってBSの京都の番組を見た。長屋で女史会の先生の弟さんがプロデュースしたもの。
今回の元気シールプロジェクトの「この花さくコースタ」などは、彼につくってもらった。
これからは売茶翁(ばいさおう)のように、珈琲道具をかかえて、全国を行脚するらしい。
売茶翁は、佐賀出身の黄檗の禅僧だった。58歳の時にその地位を捨て、上洛して煎茶道を確立した。
昨日の番組でも、坊さんが煎茶を入れる場面が風流に紹介されていた。
bunkanには、ぼくが読んだ「そばもん」がおいてある。そば好き御用達の本だ。
もうすこし、奥が深く、蕎麦もんの「人間力」にスポットをあてた雑誌がある。ほとんど
本屋ではみないけど「蕎麦春秋」という。それで検索すると、でてくる。最新号は
女性のそばもんの特集。ぼくのお弟子さまにはおよばないけど、かなりの美人が
紹介されている。ぼくが大好きなコラムがそこある。牧太郎さんが担当している。
この最新号に牧さんが「天真庵の珈琲」のことを書いてくれた。あまりに感動的だった
ので、はじめてぼくが修行をした京都の珈琲屋を実名で告げ掲載していただいた。感謝。
今日は「たて花のお稽古」
昨年から煎茶仲間の美人のAさんが参加している。毎週の金曜日には
ほかの仲間のMさんが季節の花を持参してくれるので、それを無手勝手流に投げ入れる、
のが天真庵流。東京で暮らしていると、昭和とか平成の話しかしない人が多いけど、京都
とかお茶お花の仲間たちとは、平安あたりまでの話ができる。九州や能登の人たちとあうと、
縄文時代までさかのぼったりするので、またまた一楽だ。
なつきくんは、移住先を九州にするかもなんばん。なつきくんがつくってくれた「この花さくコースタ」
の真ん中には、「不失花」という文字が入っている。世阿弥さまの風姿花伝の中の言葉。
「うせざる花」という。能、というのは、死ぬ、という目線で「生」を表現する。ゆえに、若いころの
花の美しさよりも、老いてからの花、うせない色気、死んでからも朽ちことのない一枝を大事にする。
「昇華」とはいいえて妙だ。あの世にいってまでTQ技術という「花さくエネルギー」を入れられ
「元気シール」になって、「一億の人を総元気」にしていくあの子はいったいなんだろう。こんどうまれかわって
きたら「ぜあみ」という名前にしようかしらん。天恩感謝。