長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ゆっくりとした休日になる予定であった。が・・

2016-03-25 08:34:48 | Weblog

夕方に、渋谷でヨッシーたちのコンサートにいく、比較的ゆっくりとした予定の木曜日・・

朝焙煎をしていたら、ふと、元気シールをとりに秋葉にいこうと思い立ち(ほんとうは本日が納品日)、

そこの社長にメールをしたら、10時からびっちり予定が入っている、とのことで(その時点で9時)、

そのまま髭もそらず、顔もあらわず、作務衣のまま十間橋通りからタクをつかまえ、秋葉にいく。

天真庵は、ぼくが27歳の時に秋葉で起業した株アームというのが運営している。ということは

アキバは故郷みたいな街だ。でも方向音痴なので、その会社にいくのに少し時間のロスがあり、

そこの社長と近くのカフェで30分、その後秋葉から両国までの電車の中で打ち合わせをする、

という昔ITの事業をやっていた時を思い出すようなあわただしさ。そのままぼくは、錦糸町に

いき、天真庵のHPの「元気シール」が昔雑誌にでた記事にでてくる「すみだ珈琲」に立ち寄る。

そして、ひろたくんにハサミを借り、まだ封も切っていないシールをとりだし、「これをトイレに

はって」と頼んだ、ら、「昔だれかに貼られました」と笑った。時効?ではないけど、犯人はぼくだ。

そのまま歩いて天真庵にいき、チャリンコにのって「イルフィオレット」まで走る。空気が冷たい

のと、チャリンコの空気も少ないので、いがいに体力がいる。そのお店はお花とカフェをやっていて、

女主人はぼくのお茶のお弟子様でもある。今回の「この花さくコースタ」は、彼女がいけた花を

土台にしてできた。日本一うまいカレーと、なぜだ元bunkanのなつき君のスペシャル珈琲が

飲めた。トラジャという豆で、今月インドネシアにいって、直接買ってきたものらしい。自分でも

トラジャは時々焙煎するけど、「うまい」と正直思ったことはない。昨日のは、まあまあまあ?

その後は、bunkanにいき、なつき二世の「ぼっちゃん」に元気シールを渡し、その近くの「ムームー珈琲」

でエチオピアを飲み、さながら世界珈琲紀行よろしく状態。その後は、押上猫庫にいき、

いったんお店にもどり、少し仕込みをして、押上駅に向かう。

途中「コリコリ」さんという整体にいき、主人(TQファンで勉強会にもきていた)に元気シールを渡し、

角をまがって「コネル」に元気シールをポスティング(定休日なので)し、駅に向かう時、「スマイルキッチン」

のきょうこさんと目があい、スマイルされたので、これも縁だと思い、元気シールを渡し、渋谷に

向かった。その間、立ちよったお店のお客さんで、知っている人知らない人にかかわらず、「なにかの縁」

とひとりごとのようにつぶやき、「携帯かして」といってはペタ、このPCに貼っていい?とか聴いて

有無もいわざず、ペタとされた方、この場をかりてあやまります。でもきっとすごい縁やし、ペタからまた何か

がはじまるかもなんばん。

渋谷のコンサートは、さすがに「芭蕉の心象風景」を題材にしているだけあって、大都会を走りまわる喧騒

から一転、岩にしみいる静寂と、能のような幽玄世界の夜を満喫させてもらった。いいね音楽は、なまは・・

昨日の奏者の人たちは、みな女性で、小さなおこさまのおかあさまたち。しばらく「女時(めどき)」が

続きそうだ。みんな輝いていたよ。

今日は「二階で普茶料理」がある。だいぶ回数を重ねてきたので、こなれてきたように思う。

お客さんの方も、お茶を自分で入れたり、湯豆腐とか鍋とかの奉行をしながら(させられながら?)

上手になってきた。酒はもちろん茶事でいう「お預け徳利」。久保さんのファンの席なので、今日

はまた一段と楽しい蕎麦会になりそうだ。