昨日は「長屋で女史会」だった。最近よくご近所さんたちと、
歴史的な認識のズレなどで、争いごとがかしましくなってきて、
それが憲法の改正とかまで広がってきて、浮雲急を告げるような
怪しげなムードが漂ってきた。でもよくよく考えてみるに、仏教や禅や儒教
なんかの日本人の根本をささえる思想や、食べ物文化、お茶お菓子の文化や
陶磁器など、大陸から伝わってきたものが、空気や水や体の細胞みたいに
生まれた時から自然にDNAに組み込まれているもので、大陸から渡ってきた
ものがまわりににはいっぱいある。ぼくたちの先祖は高天原(たかまがはら)で、
高千穂かそのあたりに、天孫降臨され、卑弥呼やアマテラスさまみたいな女性の
リーダーがしばらく君臨する「女系社会」が形成され、またしばらくは女性上位の社会
が続きそうな様相だが、はっきりとそのあたりの「根源」のことは、わかっていないのが現実。
「長屋で女史会」で勉強していることは、このあたりを、しっかり、おもしろく説明してくれるので、
体の中に先祖から連綿とつづく細胞まで、「なるほど」とうなずきながら聞いているような内容だ。
来月は6月2日(月)の19時 3000円(蕎麦会つき)
今朝蕎麦打ちを終え、珈琲を飲みながら、古い懐石料理の本を読んでいたら、「グジ」の
ページにきた。京都では、昔から鯛ではなく、グジ、つまり甘鯛の糸作りを向うつけにして、懐石
にするのを茶人たちは好んだ。個人的には、糸作りより酒蒸しにして、熱燗で一杯というのが好きだけど、
グジはやはり宮津あたりのものが一番だと昔からいわれている。
今朝蕎麦の弟子から偶然ふたつメールをもらった。出舟入船ではないけど、ひとりは、3月に
宮津に帰った人で、それといれかわりに蕎麦を打ちにきてる子。その入船さんが7月24日に
宮津の「出舟祭り」で、奉納舞いをやることになった、というメール。カレンダーを見ると
木曜日ではないか!さっそくカレンダーに◎を書いて、「蕎麦会」と入れた。
今年はいきあたりばったりだけど、いろいろな縁ある場所で、「蕎麦会」をやりたいと思っている。
今日は「お仕覆」と「タイムドメイン」
滋味な作業だけど、昔から大切なお宝を、縁ある着物などの古布を使って、お仕覆(おしふく)
というのがやれれてきて、茶会では、それをほどいたり、結んだりするのが手前の中にあったりする。
「つつみこむ」というやさしさが、古人たちが伝えてきた大切な「しまつ」のこころ。絶滅危惧種みたいな
ものかもしれないけど、縦糸と横糸の紡がれていることと同様、「つながり」や「結び」の世界の曼荼羅。
その後、車で岐阜の茶畑にいって「茶摘み&蕎麦会」
16日(金)まで休みになります。
18日(日)が「墨田ぶらり下町音楽祭」 チケットがだいぶなくなってきたよ。