長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

茶畑で蕎麦会

2014-05-13 08:52:07 | Weblog

昨日は「長屋で女史会」だった。最近よくご近所さんたちと、

歴史的な認識のズレなどで、争いごとがかしましくなってきて、

それが憲法の改正とかまで広がってきて、浮雲急を告げるような

怪しげなムードが漂ってきた。でもよくよく考えてみるに、仏教や禅や儒教

なんかの日本人の根本をささえる思想や、食べ物文化、お茶お菓子の文化や

陶磁器など、大陸から伝わってきたものが、空気や水や体の細胞みたいに

生まれた時から自然にDNAに組み込まれているもので、大陸から渡ってきた

ものがまわりににはいっぱいある。ぼくたちの先祖は高天原(たかまがはら)で、

高千穂かそのあたりに、天孫降臨され、卑弥呼やアマテラスさまみたいな女性の

リーダーがしばらく君臨する「女系社会」が形成され、またしばらくは女性上位の社会

が続きそうな様相だが、はっきりとそのあたりの「根源」のことは、わかっていないのが現実。

「長屋で女史会」で勉強していることは、このあたりを、しっかり、おもしろく説明してくれるので、

体の中に先祖から連綿とつづく細胞まで、「なるほど」とうなずきながら聞いているような内容だ。

来月は6月2日(月)の19時   3000円(蕎麦会つき)

今朝蕎麦打ちを終え、珈琲を飲みながら、古い懐石料理の本を読んでいたら、「グジ」の

ページにきた。京都では、昔から鯛ではなく、グジ、つまり甘鯛の糸作りを向うつけにして、懐石

にするのを茶人たちは好んだ。個人的には、糸作りより酒蒸しにして、熱燗で一杯というのが好きだけど、

グジはやはり宮津あたりのものが一番だと昔からいわれている。

今朝蕎麦の弟子から偶然ふたつメールをもらった。出舟入船ではないけど、ひとりは、3月に

宮津に帰った人で、それといれかわりに蕎麦を打ちにきてる子。その入船さんが7月24日に

宮津の「出舟祭り」で、奉納舞いをやることになった、というメール。カレンダーを見ると

木曜日ではないか!さっそくカレンダーに◎を書いて、「蕎麦会」と入れた。

今年はいきあたりばったりだけど、いろいろな縁ある場所で、「蕎麦会」をやりたいと思っている。

今日は「お仕覆」と「タイムドメイン」

滋味な作業だけど、昔から大切なお宝を、縁ある着物などの古布を使って、お仕覆(おしふく)

というのがやれれてきて、茶会では、それをほどいたり、結んだりするのが手前の中にあったりする。

「つつみこむ」というやさしさが、古人たちが伝えてきた大切な「しまつ」のこころ。絶滅危惧種みたいな

ものかもしれないけど、縦糸と横糸の紡がれていることと同様、「つながり」や「結び」の世界の曼荼羅。

その後、車で岐阜の茶畑にいって「茶摘み&蕎麦会」

16日(金)まで休みになります。

18日(日)が「墨田ぶらり下町音楽祭」  チケットがだいぶなくなってきたよ。