長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

新芽は鼻血とは無関係だが・・・

2014-05-21 08:12:08 | Weblog

昨日は「書をしよう会」だった。

その前に歌舞伎を見た後にいつも着物でそばを手繰りにこられる素敵な先輩(彼女のお父様

の花の本でぼくはお花の勉強をした)が遊びにきて「芸十夜」の話などをしながら、そば前を楽しんでおられると、元・浅草芸者

のたまちゃんが浅草でお仕事を終え、舞台衣装のまま蕎麦を手繰りにこられ、その磁力

に引きつけられるような感じで、おばあちゃんが湯島の芸者だったというK君が、珈琲豆を

買いにきて、「芸」の話に花が咲いた。

時々花を持ってきてくれる煎茶の先輩が「今年は花や新芽が異常に元気」だという。

確かに、うちの小さな庭の中でも今年は、バラがいっぱい咲いたり、八重のどくだみもまるでどきだみ畑

みたいに異常に元気だ。お店の前に植えてある「お茶の木」も、新茶よろしく一針二葉がみごとに

芽吹いた。今の朝日新聞は、「吉田元福島第一原発所長」(その後、ガンで死去)による検察調書を入手して

それを公開している。この国の在り方の「?」がよくわかる内容で、ひょっとしたら、「おいしんぼ」の鼻血事件以上

に異常な事態が発生しているのではなかろうか、なんて心配になってきて、今年の植物の緑の深さが、そんことを

無言のうちに訴えていなければと思ったりする。

「鳥鳴いて山更に幽なり」

そんな心境で自然を愛でるような平和な環境に戻すことが目先の経済よりも大事だと思う。

今日はこれから「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」(明日も)

岐阜の春日村に新茶摘みを誘ってくれた「だいきくん」というぼくのお茶の弟子が、

「サスケ式手もみ茶」を持参してくれた。「しのより」という、茎と葉を分ける名人

の技の話を昨日のブログで書いたけど、手揉みの名人のサスケさんと出会い、秘技を教わった

らしい。お手前の手順よりも、ずっと手前の「自然とお茶」の根源的なものにふれられたことに意義

ある八十八夜だった。これもまた「芸十夜」に繋がる。