長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

蕎麦汁料理

2014-05-23 08:28:15 | Weblog

水木と、「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」だった。

「天真庵」のHPの「無茶しぃの会」のところをクリックすると、今回の

岐阜の春日茶のお茶会の写真がでてくる。いっしょに参加した仲間が、

知らぬ間に撮ってくれたものだ。ベトナムの蕎麦会の写真もそうだけど、

知らぬ間に写真係を担当してくれている。感謝。棚田のような傾斜地で

お茶畑がある様子が伝わると思う。だから「やぶきた」なる新種ではなく、

在来茶を無農薬、無消毒の自然のままで作り、機械ではなく手摘みにこだわっている。

その滋味は、筆舌が及ばないけど、縁ある人にはぜひ味わってもらいたい。

毎年の恒例行事にしたいと思う。

ほんとうに安全なものを食べたり飲んだりするためには、時間や手間はかかるけど、

自分でできることは自分で責任をもってやる、に限る。

世界中でクーデターとか、戦争状態になったり、混沌としてきたけど、政治が

いきづまっているのは、従来型の経済では、この地球がなりたちにくくなっていると

いうことだと思う。

昨日の朝、世界少年少女文学全集の中にあった芥川の「杜子春」を読み返してみた。

今年から中学にあがった「ゆず」にあげようと思ってカウンターに置いてあったものだ。

自分も中学一年のころ読んだ。

主人公の「杜子春」が仙人にあって、お金持ちになるんだけど、そこには本当の

「豊かさ」がなく、人間本来の生き方とは何か、が書いてある。半世紀近くぶりに読んだ

けど、また新しい感動があった。ほんとうによい本は何度読んでもいいものだ。

自分のお稽古にいく前に、古本屋でいい本を見つけ、紙袋を二重にしてもらって二袋、

リュックに詰めるだけつめて、また青山通りをホームレスのようにトボトボ歩いた。

隠居しても一生何度も読めるくらいの本がいっぱいになった。押上には「古本屋カフェ」

を準備中でいっこうに始まらないけど、本は増え続けている友達もいる。