長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

不思議なおばあちゃんの絵

2013-09-10 08:06:03 | Weblog

天真庵のピアノの横に、赤い箱(リボンがかかっている)をもったおっばちゃんの絵がある。

開店した時からずっと飾ってある。ひとりで珈琲を飲む時も、家族で蕎麦を手繰ったり、

夜の寺子屋やコンサートの時も、額縁の中で、静かに微笑んでいる。いろいろな人が

その絵の作家のことや、モデルは誰(ひょっとして、女将さん?)とか、ある近所の方は

「あきたら、私にゆづって」とか・・・。そんな中、ある若い女性が「このプレゼントは、家族か知人に

いただいた時の笑顔?それとも、これから孫か誰かに手渡す喜び?」とつぶやいた。

なるほど、人によって、いろいろな見方があるんだなあ、と思った。

今日は「もえるごみ」の日。お店の人たちは、「ごみ券」を購入し、それを張って出す。

途中で蕎麦を打ったり、珈琲を入れたりして、新しいゴミができる。回収は8時半なので、

だしたゴミ(ごみ券が張ってあるので、わかる)袋をあけて、新しいゴミを入れる。

その時の人の視線もさまざま。背中に「笑」とか書いたTシャツの時や、「死神」と墨字のTシャツ

の時もある。ひょっとしたら、世間の人は「ごみ袋をあさりにきている人」だと思っているのではなかろうか、

いやその時の様子を幽体離脱して自分で見ても、そう思うに違いない。

「目あき千人、めくら千人」「わかる人はわかる わからない人はわからない」世の中はそんなもんだ。

でも孔子先生がいったように,人不知而不慍、不亦君子乎「人知れずして、慍(うら)みず」ということを大事にしたい。

明日明後日は「卒啄珈琲塾」と「無茶しぃの会」

珈琲やお茶の世界に踏み込むと、「もてなし」の真髄の旅、みたいなものをしたくなる、いやするようになる。

人生の旅にもにた「こころの旅」だ。同じ時代を同じ風景を楽しみながら旅する仲間といっしょに「お茶する」瞬間瞬間を「喫茶去」という。

芸術の秋。素敵なコンサートが目白押上。

13日(金)MUSICA LIBERA TOKYO

演奏:山根孝司(クラリネット)・松岡美絵(ピアノ)・中竹英昭(ヴィオラ)

19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

16日(月・祭) 弾き語りシャンソンライブ

演奏:・上原英里(ヴォーカル&ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・料理付き)