長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

明日は、法事のためお休みです!

2011-12-16 08:35:40 | Weblog
昨日は「煎茶のお稽古おさめ」だった。久保さんの新しい茶器で
玉露を入れた。来年は天真庵も、「玉露」を飲む人が多くなると思う。
3煎した後に、茶葉を食べる。このなんとも自然の風味がいい。

今日は5時で閉店。7時から「忘年会みたいなコンサート」がある。
ギターのじんじんさんは、隅田川花火大会の時と、12月に必ず
コンサートをやてくれる。天真庵にとっては、なくてはならない音楽家。
彼のギターを聴いていると、心の奥底にあるが感動していくのがよく伝わって
くる。それに今日はフルートの坂上領さんとの共演。1年間たまったこころの埃とか疲れ
を洗い流してくれるだろう。
4000円(蕎麦会つき) ドタサン熱烈歓迎。

今日の朝刊に、陸前高田の一本松が枯れる、と書いてあった。
復興のシンボルとして、よくがんばってくれ、勇気を与えてくれた。感謝。
何万本も流されたなかで、よくたっていたものだ。
昔から「たつき」という言葉があるがそれを思い出した。
「たつきの道」・・・・立木ではないけど、たっている、成り立って
いるという言霊に違いない。正確には「生計」と書いて「たつき」という。
食い扶持、のことだ。政治家や会社の社長たちもサラリーマン化して、食い扶持
に汲々としていて、自分のことしか考えていないので、世の中の景気がどんどん
わるくなってきた。国民の「たつき」が危うくなってきた。
日本人が本来、「生きる手段」を表す言葉に、「世渡り」とか「身過ぎ」とかいう
こともある。清貧ではないけど、「どうにか食べていければいい」というつつましやかなやわらかいニュアンスがこめられている。
これからの時代は、「どうにかおまんまが食べられる」をよしとするような生活に
もどればいいと思う。政治家なんかは、もともと「井戸塀」とよばれ、人のために尽力しのたれじんだ後に、「井戸と塀しか残らない」というすがすがしい人生をまっとう
したものだ。そうあってほしいものだ。

明日は、義理の父の一周忌。
お店はお休みです。よろしく御願いします!