長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

大震災から9ヶ月たった

2011-12-11 08:26:58 | Weblog
はやいもので、そうらしい。
未曾有の震災とかいわれているけど、ほんとうに、これを堺に、
人の「生き方」とかモノの「生かしかた」など、いい方向に
いけばいいとつくづく思う。ここで変われなかったら、日本も
おわりだと思う。

先日、青山ブックセンターで
「すてきな台所」(辰巳出版)の本がならんでいた。この手の本は、
やらせっぽいものが多い、というか、「ほんとうにこの人料理が好きなの?
」みたいなものが多い。でも台所を見たら、たちどころに、その家の「食の
哲学」みたいなものが見える。そしてこの本にでてくるのは、「やらせ」ではなく
「ほんき」が見えたので買った。

めくっていると、林くん夫妻の台所が紹介されていた。天真庵の台所(厨房)を
やってくれたくんだ。窓際に「神棚」がある。土間をやりなおした時に、東京大空襲
で焼けた生活物資(びんとか、やかんとか)の中で、小さな石みたいなものを祭って
ある。けいちゃんがつくってくれた。そのふたりが結婚して、任葉くんが生まれたのを
期に、若山の串本に移りすみ、現代アートをやりまがら自給自足の生活をやっている。
林くんは、池袋の天真庵のころから、タコをついてもってきたり、キノコをとっては
もってきてくれたりしていた。都会に居た時から「田舎ぐらし」の達人だった。
そんななんかの折にさしあげた久保さんの「皮くじら」の猪口が台所の洗い場のかご
にぽつんとあった。
国東半島に移り住んだカメラマンのこばも、林くんのとこにたちよった縁で、田舎暮らしをきめた。みんなまだ若いけど、きっと来年は、彼らのような生活をする人が
増えるのではないかと思う。林くんは、養蜂もやり、獣をとる罠の修行もやっている
らしい。また、どこかで「猪そば」のコラボでもやるとしよう。

明日は「卵かけご飯」
そのうち、卵はセルフで鶏ごやにいって、各自がもってくる。
味噌汁もめいめいが自分でつくったものをつかって、つくる。
蕎麦も、日替わりで、「蕎麦打ち名人」たちが工夫したものを
つくる。陽が沈めば、こそっと藏から自作のいどぶろくをもって
きて宴会・・・・そんなふうに発展させたいと思っている。
「台所というのは、命が交差する神聖な場所」と、いった林くん
の言葉がしみる。彼らがつくってくれた台所で今日も、蕎麦をだす。

16日(金)
ギター じんじん フルート 坂上領
19時開場 19時半開演 4,000円(蕎麦会つき)
花火大会のライブをずっとおこなってくれている「じんじん」さんが
フルートと共演。とても楽しみな、天真庵の忘年会みたいなコンサート。

18日(日)は赤松林太郎くんのクラシック寺子屋「クリスマス・ピアノ・ライブ」
3000円(軽い蕎麦会つき)

28日(水) MUSICA LIBERA TOKYO(満席)
演奏:山根孝司(クラリネット)・大宅裕(ピアノ)・宮坂拡志(チェロ)
19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)

書・貞本竜児展が12月20日から26日まで開催される。(水木は休み。
「天真庵」という看板を揮毫してくれた先生で、天真庵の書の教室
の先生。見るだけで元気になる「書」を展示します!



11日(日)は開運!易占神社

12日(月)易の勉強会

13日(火)英語で蕎麦会

14日(水)ダメから始める中国語