長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

菖蒲を生けた

2010-04-25 07:26:59 | Weblog
今年は異常気象で、野菜のできも悪い。
同じく、光合成を必要とするので、植物の育ちも
よくない。昨日の菖蒲も、勝負どころで、そんな
地球的な異常気象の影響を受けた。
菖蒲を生けるときは、真になる花以外、つまり葉っぱ
は、表と裏と、つめのむきに、定石はあるが、それらは
みな、V字型に鋏で切って、くばりにさしこむ。その時に、
葉っぱの力が大事になる。例年より葉が、弱かったので、
「気」がより多く必要とした。昔から名店といわれるお店は、
料亭や旅館だけでなく、居酒屋や蕎麦屋、普通の食堂にいたるまで、
めだたぬところに、さりげなく季節の花なんかを生ける、くらいの
花心やお茶心を持っているところが多い。反対にいうと、そんな
当たり前の「こころ」がなく、人を呼ぼうなんて思うのは、本末転倒。
枝葉末節にこだわらず、「根っこ」をしっかりさせないと、何事も
なりゆかないという天地自然の理、みたいなものだ。

お店を個人でやったするのも、世界の情勢をみながら、ねっこが
「みな繋がっている」ことを意識していかないと、なりゆかない
時代である。エコエコとかいっているけど、土と水と光合成で
命を紡いでいる植物と比べると、人間が生きていくには、
「喰らったり」「水飲んだり」「風呂に入ったり」「酒飲んだり」
・・・・お金やめんどうなことが多いものだ。
もっともっと「簡素」にやっていかないと、みんな滅ぶかも。

今日は「N響の3人衆」のコンサートがあるので、5時に起きて
蕎麦を何発か打ってきた。昨日も土曜日だったので、同じ時間に
蕎麦を何発も打った。若いときの「何発」とは、する内容が
違うけど、元気に蕎麦を何発も打てる、というのは、健康な体
があってのことだ。この体をケアーしてくれるのが、「エリカ庵」
のエリさんとリカさん。
今日は、その「エリカ庵」。
お店は、15時でいったん閉店にするけど、「エリカ庵」は
いつものように「12時から18時まで営業」しております。
夕方は、ぼくや、N響の人も、やってもらうので、できたら
早い時間にきたほうが、すいているかも・・・

今日演奏してくれる3人衆は、山根孝司(クラリネット)、
中竹英昭(ヴィオラ)、金崎美和子(ピアノ)。
ここで発表するまでもなく、すぐに満席御免になった。
また7月ころ、あのベルギーのピアニストと山根さんの
定例コンサートを計画中。

明日は「順受の会」
明後日は「英語で蕎麦会」
30日(金)は「3丁目のジャズ」(KAZUKO BABA&井上智(ギター)
この日は、天真庵がニューヨークになる。
ニューヨークといえば、ぼくがボランティアでお手伝いしている「日米陶芸コンテスト」
が、ニューヨークで開催されている。お店をやり始めたので、NYにいけなく
なったのは、寂しいけど、いろいろな音楽家たちが、やってきてくれるので、また
違った世界が広がってきた。感謝。