長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

お仕覆の日

2010-04-13 07:33:32 | Weblog
昨日は金継ぎの教室だった。お店で使っている器は、
ちょっと手がすべったり、洗い物をしたりするときに、
どうしても欠ける。捨てるには、しのびないので、ときどき
金継ぎをしてもらう。ものを大切にする、のはとてもいいことだ。
言い方は微妙だが、使い捨てにできないくらい、いいものを、
日本人は身の回りにおきながら生活してきた民族だと思う。
黄瀬戸の花器や、焼締めの湯冷まし、織部の豆皿などが、
いい感じに金継ぎされた。

今日は、お仕覆の日。これも、日本人が、茶器や花器など、
大切なものを、古い着物の生地などを使って、巾着みたいなものを
つくり、包みこむように大事にしてきた文化。

夜は「英語で蕎麦会」。岩本先生も上手に玉露を
いれられるようになった、と、きく。

明日は月に一度の「伝授の会」。蕎麦と煎茶と珈琲道を学ぶ日。
夜は、MOGMOSのライブ。

昨日は、大家のおばあちゃんに古い三味線をいただいた。
カウンターに座った占師?によると、2007年に池袋
から押上方向に引っ越してくるのは、「古いもの」や「おばあちゃんに縁」
のあることだったらしい。そういえば、車の駐車場のおばあちゃん
のほうにもずいぶんお世話になったし、カウンター始め、ピアノの
近くに住むお客さんの母、つまりおばあちゃんにいただいたものだ。
今きている女性のお客さまも、そう遠い未来ではなく、おばあちゃんに
なる。
以前住んでいた上池袋は、歩いて「巣鴨地蔵通り」にいけた。
あそこもみんな「いずれいく道」だ。

秋葉の「サラ鯛介」で、今日から「たんたんめん」を始めるらしい。
先日スタッフが、蕎麦を食べにきて、そういっていた。とても
楽しみだ。昨年の暮れあたりから試行錯誤を繰り返し、やっと商品に
なったみたい。お客さまにお金をいただくプロの道は、険しい道だ。