長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

月見で一杯

2009-10-04 06:47:15 | Weblog
昨日は月見で一杯、みたいな蕎麦会をやまねさんたちがやってくれた。
ちょうど朝、近くの「ながしま」というお菓子やさんの、美人の女将が
すすきをくれたので、それを信楽の大壷に投げ入れたら、天真庵に秋がきた。
いつものように、蕎麦を打ち、焙煎をしていたら、えりさんとりかさんが
颯爽と現れた。♪ぼくの名前は、ヤンボー ぼくの名前はマーボー、2人
あわせてヤンマーだ
みたいに、ふたりあわせて「エリカ庵」。二階がふたりがかかえてきた折りたたみ
のベッドをしつらえて、癒しの空間の中で、ストレスやなんやで、固くなった筋肉
や筋をリセットする日。

いつも、贅沢だけど、ふたりにやってもらう。うまくいえないけど、えりさんが
足を四の字固めしている間に、りかさんが、うでをコブラツイストしてくれて
いる・・・みたいな感じ?
ひごろ使わない裏筋肉や、ひごろ使いすぎている筋肉などが、みんな一揆に
リセットされるような爽快感が広がっていく。もちろん「いたかゆい」というか、
ときどき、「まいった」とマットをたたきたくなるくらい痛い。

ヨネクラボクシングジムで修行した時、いつも最初に「ボクシング体操」を
する。ストレッチを中心に念入りに、体をほぐしていく合理的な体操。
彼女たちのストレッチも、それの延長にある「自分でできない先のストレッチ」
みたいで、とてもいい。次回は11月1日(日)。30分で2700円~

明日は「順受の会」。今月は2回ある。
天真庵の勉強会の中では一番古く、中心になる会。
渋沢栄一翁は、「論語とそろばん」を唱えた。
これからの経営には、また論語、つまり「哲」がとても
大切になってくると思う。鳩さんは「友愛」とかいって
やわらかいイメージだけど、その人の信条とか、生き様みたいな
ものが、彷彿されるようなリーダーを日本も世界も必要と
しているのだと思う。

ぼくもそろそろお茶名をきめて、教授資格を得るので、来年は
「がんばれおやじ、50からカフェの店主」みたいなコースを
つくろうか、とか思っている。でも実際は、女性の弟子候補が
たまってきた。

朝、店の前を掃き、店の中を掃除し、季節の花をいけ、畳に座って般若心経を唱え、煎茶を入れる。それから、蕎麦打ちをして、焙煎をし、
まかないに自分の焙煎したコーヒーと蕎麦を食べる。
午後は、「1日店長」・・・夜は「かっぽれ」
人生観がかわるので、なかろうか?来年から水曜日は、そんな日に
する予定だ。
お茶、お花、コーヒー、蕎麦、かっぽれ、酒・・・を1日で勉強する日。

今日は満月。はやしくん、けいちゃんが和歌山に向かって出発する日。
出合ったり、分かれたり、泣いたり、笑ったり、月が満月になったり、
新月になったりしながら、生きたり、死んだりしながら、流れていく。